『パンツァー』2017/9号

PANZER(パンツァー) 2017年 09 月号 [雑誌]

PANZER(パンツァー) 2017年 09 月号 [雑誌]

 特集はタイガー1戦車。アイガーがなぜ活躍したかとか、ヴィットマンの経歴の話。ヴィットマンのスコアのかなりの部分が東欧戦線で挙げられたのか。
 トルコのアルタイ戦車の記事も興味深し。すき間商品としての、新型戦車。先進国が兵器を売らない国を市場とできる。さらに、比較的廉価な第三世代戦車として、需要はある、と。エルドアンとの関係で、量産メーカーがオトカ社から、別の企業に行きそうという生臭い話も。
 装甲兵車や対戦車車両として、西ドイツ軍の機甲戦力の機動性を支えるはずだった、クルツ車台とラング車台のお話。スイスのイスパノスイザ社に発注したラングの車台HS30が問題山積みで失敗。その後、大型化した車台を利用した90ミリ突撃砲「カノーネンヤークトパンツァー」と、対戦車ミサイルを乗せた「ラケーテンヤークトパンツァー」の部隊運用の話もおもしろい。


 カラー写真ページ。東欧諸国とアメリカ軍が演習した「Noble Jump」演習、ソ連系の車両とアメリカ軍の車両が一緒に演習しているのが良い。あとは、中東での演習「Eager Lion」は砂漠仕様の車両。