とりあえず、6巻まで買ってあるけど、読んだのはここまで。
なにやら、物語が大きく動く布石が次々と置かれるターン。リーゼロッテへの「古の魔女」の侵食が進んでいく。フィーネも、なにやら他ルートのバルドゥール死亡シーンの記憶が時々フラッシュバックするし。なかなかに不穏な感じ。
リーフェンシュタール家のお城に殴り込みをかけてくるフィーネの母親。そして、フィーネの父親が、リーゼロッテの父親の兄であり、二人が従姉妹の関係にあることが明かされる。そして、母親の実家、マルシュナー公爵家が政略結婚のコマである彼女を確保するために、フィーネの命を狙っていて、安全確保のために学園にいれられた。
リーゼロッテは、彼女を守るために、フィーネをリーフェンシュタール家の養女とし、次期当主とすることを提案する。フィーネの安全を確保しつつ、バルドゥールの恋路も応援する一手。
バルドゥールに対する悪役令嬢ムーヴがいいなあ。
そして、姉妹になって喜び合う二人が尊い。横でジークヴァルドが複雑な表情なのもうける。
ジークヴァルドがリーフェンシュタールを離れるシーンがいいなあ。珍しくグズるジークヴァルド。「リーゼロッテは寂しくないの…?」と言われてときめく。そして、やっと頼まれたリボンを贈って、恥ずかしがるところが相変わらず。
そして、最後はフィネバルのターン。
夏休み明け、やっと自分の恋心に気付いたバルドゥール。しかし、次期当主でなくなった男が新次期当主にすり寄ってるのではないかと悩む。それをリーゼロッテに吐露する。実は、その部屋にフィーネも隠れていて、まるっとバルドゥールの想いが聞かれていて。次巻、お付き合い開始か?
一方、現実世界では、リーゼロッテとフィーネが姉妹になったということで、お祝いにデートに行く遠藤くんと小林さん。そこに、「エーファ」と叫びながら小林さんの腕をつかむ男が。桐聖久遠と名乗るその男は「まだあちらへの道は開けていないのに」と思わせぶりなセリフをブツブツと。
そして、乙女ゲームには、「神様」と恋愛して、現代日本に導かれる「神様ルート」があり、その神様がクオンである。しかも、芸能人であるなどプロフィールやグラフィックが桐聖久遠と似ているという偶然の一致とは思えない関係が。
遠藤くんと小林さんの関係も一歩進展という感じか。そして、フィーネが「エーファ」らしいけど。