10日に力尽きて書けなかった分を片付け。
百梅園は石神神社から相当下っていて、戻るのがきつそうだったので、それならばと道なりに石神山の麓の湧水群や庭園群を見て歩くことに。とりあえず、この季節に行く場所ではないなあ、と…
長命水
百梅園の入り口から北に50メートルほど行ったところにある湧水。長命になると伝えられる湧水で、戦後になって祠が整備されたとか。ただ、現在は祠内は湧水が止まっているような。内部の水はたまり水っぽい。湧水が完全に止まったわけではなく、排水路が道路の下に潜るところではきれいな水が流れているのだが。地下水位が下がってる?
叢桂園
熊本藩の藩医だった村井家の別荘跡。庭園だけが市有の公園として維持されている。なんか、人っ子一人居なくて、入っていいのかなとためらう感じが。入ってみると、ちょっと荒れた雰囲気が。
敷地の真ん中を水が流れていて、石橋があったり。建物跡らしき場所があったり。入り口から奥に入っていくと、釣耕園への石敷の通路があって、住宅がある庭園に入りこむ。釣耕園は個人の所有で、所有者の好意で公開されているそうで、知らないまま他所のお宅に入りこんでしまってビビる。
梅の古木がいい感じで咲いてた。
こちらは叢桂園と釣耕園の間。
釣耕園
上の叢桂園のお隣。細川綱利が作った御茶屋が、家臣の續善右衛門に与えられ、それ以来續家が相続している土地。叢桂園から入りこんだ時は、いきなり住宅があってびっくりした。續家のご厚意で公開されているそうな。
モミジの落葉が目立つから、紅葉の季節が一番良さそう。
東側から。石塀に陶磁器の桟が入ってるのが印象的。あと、お家の窓硝子は不均一に見えたからヴィンテージなガラスかも。
庭園。
少年の家跡湧水池
道路から川を渡って対岸側。もともとは古荘財閥の別荘だった場所で、昭和17年に青少年健全育成のために熊本市に寄贈。その後、「少年の家」として利用されていたが、老朽化で解体。現在は更地になっている。
谷の南側の湧水より、湧水量が多い感じかなあ。すぐ先の崖から湧き出しているようだけど。