「熊本市谷尾崎川改修記念碑」

 谷尾崎梅林公園の入り口脇に設置してある記念碑。題名のごとく、谷尾崎川の河川改修が成った記念に立てられた石碑。山地から一気に平地に流れ込む河川だけに、そりゃ水害の危険性は高かっただろうな。宅地化が進んで、その被害が無視できなくなって、河川改修が行われた。22年の歳月か。完成は2001年かあ。





 石碑正面

熊本市谷尾崎川
 改修記念碑


  熊本市長 三角保之著



 台座正面

   碑文
此の谷尾崎川の由来は金峰山麓を
源とし流るる儘に味生の池に注いでいたのを
四百年の昔加藤清正公が味生の池を干拓
しその用排水路として建設され更に
昭和の始め井芹川の開通に依り
池上、谷尾崎平野は美田となりました。
しかし谷尾崎川の欠点は水害に弱い事でした
昭和四十年代前半より宅地化が進み
ましたが二、三年に一度は家屋の浸水及び
農作物の被害等々で雨期には戦々恐々
の思いでした。
昭和四十年後半地元先輩達は谷尾崎川
改修を熊本市に陳情し昭和五十三年
より着工され工事は元味生の池故に地盤が
軟弱で特殊コンクリートを注入し乍らの難工事
でした。この事業に用した宅地及び田・畑一、五ヘクタール
総延長二、五五五メートル総工費十七億二千万円
の巨費と二十二年の歳月で完成しました。
此の偉業を後世にに伝うべく記念碑
建立に当り、谷尾崎全世帯(五六一戸)の御芳志
をいただき完成したものであります。
     平成十三年八月吉日



 石碑裏面

 発起人
  池上校区第二町内自治
自治会長  杉谷淳夫
大谷区長  永田和義
上谷区長  上村 功
下谷区長  東 茂春
下谷区長 高瀬正志
八区区長  杉山俊雄
迎平一区長 神保宗親
迎平二区長 西田寿明
迎平三区長 本山虎年
尾崎区長  木戸克己
野添区長  笹原英樹
亀甲上区長 児島孝之
亀甲下区長 中村康宏
石場区長  水田朝美


  土地協力者(買収順)
上村喜一郎 荒木貞夫  上村清一
木戸重男  宮本 政  渡辺 寿
山本 努  高野壽子  萱野俊子
塚本 勲  村上久善  久光 榮
清田政通  平下建設  久光廣教
森山秀雄  西村マツミ 松崎正行
木崎トヨ  萱野光義  田上茂行
日吉俊則  塚本正義  田上茂光
上村脩三  西 千尋  西澤政鶴信
木戸武男  東 ナミエ 芦塚卯八
廣田光雄  杉谷忠雄  立石工務店
村上 猛  松下セツ  清田親子
東 鉄男  西澤マサエ 吉田克己
菊地誠一  村上正一  関信一郎
  会計  日夏伸一