今村陽子『ほんとのかのじょ』

ほんとのかのじょ (ひらり、コミックス)

ほんとのかのじょ (ひらり、コミックス)

 久しぶりに召喚したので、再読。
 天然ドS受けとドM攻めの百合漫画。基本的にはSMに興味ない天然ドSのゆーかとかなり強烈なドMのもえの、すれ違い気味のやり取りが楽しいコメディ。SMプレイの方向にもっていきたいもえと純愛路線のゆーかの攻防。でも、ゆーかの天然ドSがたまに炸裂して、もえが喜んだり。それでも、心は通い合っている、と。


 とりあえず、ゆーかさんがすごくかわいい。純愛路線で、なんか純情なところが良い。たまに、すごくドスのきいたセリフと目つきの時もあるけど。

タチ『かなえるLoveSick 1』

かなえるLoveSick 1 (MFC キューンシリーズ)

かなえるLoveSick 1 (MFC キューンシリーズ)

 出てすぐ買って、途中まで読んで積んでた。結局、新刊の『真面目ガールと青春ランジェリー』のほうが先になってしまった。
 天使、悪魔、コックリさんに現金と信仰を集める場を提供する代わりに、恋愛が成就すると評判を得ている学校。しかし、今年は、新入生の夕香崎あんじゅに人気が集まり、かつ、彼女は人に見えないものも見えて、対処できる特殊能力者で、といった話。
 うーん、なんか話の展開が、もっさりしすぎていてなあ。後半、つかみ所のなかったあんじゅの弱点が見えてきたあたりから、話が面白くなるかな。つーか、三人ともポンコツすぎというか、あんじゅが強すぎて、話が進まんのだよなあ。


 とりあえず、夕香崎あんじゅというキャラがいかに興味深く描けるかが、作品のキモっぽいなあ。
 表情がわかりにくい、クール系少女。ミステリアスと評判で、学内にファン多数。弓道少女、目に見えない存在が見える、精神攻撃無効、なにやら医学知識も、運動万能、動物に好かれまくる。属性多いなあ。後半になると、勉強苦手とか、泳げないとか、ボッチとか、いろいろとキャラクターの隙が見えていくるが。初めてのお友達が人外なのかあw

暑い

 梅雨前線が南下したはずなのに、めちゃ暑い。今日は、室温は33度近くまで行った。風が微妙に涼しかったので、耐えられたが、エアコン入れようか入れまいか迷うところだった。
 馬鹿でかいゴキが出て、大パニック。自分のほうに飛んでくるのは、ホントに心臓に悪い。
 しかも、殺虫剤が、すぐ手に取れるところにないし。
 なんとか倒したが、どっと疲れた…

Quro『恋する小惑星 2』

恋する小惑星 (2) (まんがタイムKRコミックス)

恋する小惑星 (2) (まんがタイムKRコミックス)

 実に青春という感じがして、いいなあ。特に、三年生組。進路に悩んで、受験勉強で苦労して、あるいは部活での気づきとか。つーか、桜先輩がむちゃくちゃ主人公している感じがある。それに比べると、みらは…
 文化祭の準備で、コミュニケーションの大切さに気づいたり、受験で悩んだり。


 夏から年末までのエピソード。
 下級生組で海に行ってあおとスズが仲良くなったり、文化祭の準備で校庭にパイプ打ち込んだり、バイトしたり、クリスマス会とか。
 やはり、文化祭は文化部では、一年で一番大きいイベント。地質班は、校庭にパイプを打ち込んで自己流ボーリング。運動部に手伝って、引っこ抜く。こういう行き当たりばったりも、醍醐味ではあるよなあ。つーか、学校の校庭は、固そうだなあ。
 一方、天文班は太陽系の模型作り。みらが上手とか、モンロー先輩の月へのこだわり。
 研究発表とジオ菓子の喫茶のごった煮風味展示かあ。


 文化祭の後は、代替わり。二年生のイノ先輩が部長に。しかし、気が弱いイノちゃんは、なかなか適応しきれない。下級生が、小学生の天体観望会の講師をやって、成功体験を蓄積させようとしたり。一念発起して、地学オリンピックに挑戦とか。地味に、こちらも成長しているなあ。そして、好きなもの全開の時の無敵ぶりも良い。


 そして、最後はあおの引っ越し問題。高校生で、引っ越し・転校はきついよなあ。みらと一緒に小惑星を発見しようという夢を持っているだけに、別離は余計つらい。引っ越しを言い出せなくて、悩むあお。
 異変に気づいているのが、ちょっとだけ離れた立場で見られるイノ先輩であるというのが興味深いなあ。


 あとは、スズの実家のパン屋さんでバイトするみらとあおとか、新聞部のイヴ先輩の逆さづりスパイとか。割と、みらとあお、コスプレしてるなあ。メイド系は良いですね。
 個別エピソードでは、桜先輩とみらで、ミネラルショーに行くエピソードが良い。一度、行ったことあるけど、思わず散財しちゃうんだよね。安いのでも、けっこう、おもしろい品物があって。
 とはいえ、継続的な化石のコレクションは、お金がかかるんだよなあ。良い標本は、諭吉さんが飛んでいく。
 ミネラルショー帰りに喫茶店に入って、ミルフィーユを化石に見立てて盛り上がる二人が、めちゃくちゃ微笑ましいのだけどw

瀬田ヒナコ『レーカン! 10』

レーカン!  (10) (まんがタイムコミックス)

レーカン! (10) (まんがタイムコミックス)

 いよいよ、大台到達の霊感人情コメディ。
 なんというか、天海さんを媒介に、幽霊が普通に生きている人間の生活に溶け込んでいる状況がおもしろい。つーか、この巻、天海家で、天海さんと幽霊たちがキャッキャしているエピソードが、幽霊として貫禄ないと言われて会議になる最初のエピソード、幽霊菜園、ビニールプール回と三回もあるのか。霊側の登場人物も増えてきたしなあw


 ゲスト霊たちも、印象的。美脚霊のラストの切なさとか、小袖に憑いた腕とお出かけのエピソードの楽しさとか、置いて行かれた犬の霊と飼い主の再会とか。つーか、小袖の手の回の、小袖の上から割烹着着ている天海さんがものすごく良いのですが。


 あとは、霊に迷惑をかけまくるYoutuberを、総力戦で撃退するお話とか、今更ながらコックリさんをやる一同とか。


 ラストの2編が印象的。
 前者は、付けた人間が、動物人間問わず、考えていることを読み取れるようになる心霊アイテムを無理矢理着けられた天海さんの騒動。「生前に深く愛し合った恋人の心の声を聞きたいと切に願った、酒屋さんの次男さんとの不倫関係に悩む団地妻さんの宿る耳栓」って、長いわw
 いつもと比べても、一段と無防備な天海さん。暇で遊びたいと思っていた警官に、じゃんけんを仕掛ける天海さんの笑顔がめちゃくちゃ良いのですが。あとは、井上の素数防御が。
 天海さんを守ろうとする井上だが、逆に、ナンパ男から守られちゃう。で、「守るつもりが守られちゃったじゃない、あーあ、かっこわるい」という井上の心の声にキュンとする天海さん。ひびなる尊い


 ラストは新顔登場。代返侍の生前の知り合い。ないやら、いろいろとトラブルに首を突っ込んで、代返侍に迷惑をかけまくっていたらしい。で、霊になっても、いろいろとトラブル解決を請け負って、お供えを報酬でせしめていた。最終的には「よろず屋」と呼ばれるらしい。
 代返侍に、先祖霊の正体暴きを持ちかけるが、代返侍は「先祖霊を信じる天海さんを信じる」と受け入れず。代返侍、けっこう男前だなあ。

お買い物

 月末入荷の本を買いに行くついでに、市立図書館から借りた本の貸し出し延長手続きに。タイミングが悪いときに、雨が続いたもんだ。だいたいは、購入できたが、入っているはずの『森田さんは無口』の新刊が見当たらなかった。売り切れたかな。通販で入手するか。


 雨が降り続いたから白川が増水しているかなと思ったが、なんか、思ったより少なかった。まあ、一番降ったのが、もう4日前の、30日だから、そんなものかなあ。
 さすがに、大甲橋上流の中州は沈んでいたけど。


 セブンPayのなりすまし問題、対応がすごいなあ。記者会見に出てきた社長が、何が問題かをさっぱり理解していない。社長にレクチャーできる人間も、こういう場に引っ張り出せる人間もいないってことだよねえ。
 セブンイレブンのWeb関係サービスに個人情報が入らないようにしないといけないレベルだな。
 何年か前に、通販サイトのセキュリティホールが問題になったけど、結局、そこから改善されていなかったみたいだな。で、実際に金銭的被害が出てしまったと。