10日に『あると』をクリア。続いて、3月26日発売のエロゲの選定のために、体験版を落す。今月は、『恋色空模様』『素晴らしき日々』『夏に奏でる僕らの詩』『White Album2』『ク・リトル・リトル』から1ないし2本程度を調達の予定。あとは、無料の『Se・きらら』も。どれも一長一短で決め手に欠けると言うか。

  • 『恋色空模様』 絵は文句なし。体験版も悪くない。ただ、やはり導入部を見ないことには不安感が。
  • 素晴らしき日々』 ぱっと見、キャラの区別がつきません。体験版では期待できそうな感じだが、最初が少々たるい。
  • 夏に奏でる僕らの詩』 体験版で評価上昇。五人娘のかしましさが楽しい。ただし、正面立ち絵に違和感が。
  • ク・リトル・リトル』 やっぱ触手だめです>< あと、グラフィックに微妙感も。ストーリーはなかなか面白そうなのだが。
  • 他 『White Album2』は体験版なし。『Se・きらら』はちょっと始めたところ。なんか出だしが悪い。

 とりあえず、『ク・リトル・リトル』脱落は確定だが、他をどうするか。4本が同格で並んでしまった感が。しばらく前までは、『恋色空模様』が本命だったのだが。

『あると』コンプリート

あると 初回限定版

あると 初回限定版

 やはりエロゲ一本クリアに半月近くかかるか。声なしにすればもっと早くなるのだろうけど。
 三度目の正直でクリア。小粒にまとまった作品。やはりなんか話の推進力に欠けるのが最大の欠点か。話そのものは、まあ深くもなく、あっさり風味で楽。沙織・恵と瑞穂・千歳の二組の三角関係があるので、深刻に描こうとすれば、いくらでもきつくできたと思うが、そのあたりはサラッと流した感じ。特に、恵と千歳は、あっさりと諦めすぎだと思う。というか、沙織と瑞穂のルートに無理があるというべきか。
 キャラの好感度では、沙織と翔子さんの年長組が評価高し。次に恵。特に沙織さんは、年上とかわいさが嫌味なく同居していてなかなか。プレイ前だと恵のほうに注目していたのだが、プレイ後の評価が上昇。プレイ前後とも変わらず印象が良かったのが翔子さん。外見子供だけれど、キッチリ年上、かつ実際には独立心旺盛なのがいい。しかし、いきなり寮を焼け出されて、主人公と同居という展開にはたまげた。あと、ヒロインみんな料理上手という設定は、少々くどい印象。一般的に飲食店業界はブラックのようだが、そちらに進む主人公は大丈夫かというのも気になるところ。
 この作品の最大のポイントは主人公の鈍感力。驚異的なレベル。まあ、周りの女の子がみんな主人公を好きという、これまた不自然な状況では、必要な素質なのかも。下手にそのあたりの機微に敏感だと、誰にも手を出せない、または某誠のような末路になりそうな感じだし。

『素晴らしき日々:不連続存在』体験版

 とりあえずWeb版と『テックジャイアン』付属の両方をやってみた。前者は声あり、若槻姉妹との幸せEND。後者は、声なし、ストーリーは少し長く収録。CGも増量。
 なんか色々と仕込まれているようで、なかなか面白かった。メタメタしい感じになるのかな。


 私自身はやっていないからよくわからないが、同ブランドの過去作『終ノ空』と密接にリンクした作品の模様。ケロQ 最新作「素晴らしき日々」は「終ノ空」との関連作!?終ノ空と関連させながら「素晴らしき日々〜不連続存在〜」体験版感想レビュー考察が詳しい。

「2012年7月16日……17:58……」
「……この世界ではない場所……この魂で無い場所で……あの行為は反映されてる……」
「この世界では必要が無いとしても……たぶん他の世界では必要なこと……」
「この行為は違う2012年7月16日の17:58に反映される……」
「屋上からの転落という風景に……」

というシーンが、『終ノ空』と強く関連しているのだろうと思うのだけれど。どうなんだろう。


 『テックジャイアン』のインタビューで、

 本作の物語は6つの章で分けられているのですが、ハッピーエンドを迎えるとそれ以上進めません。物語は悪い終演を迎えるたびに、さらなる物語と続きます。そのすべての先、一番先にある物語こそが”素晴らしき日々”なのです。p.105

とあるので、Web体験版の結末である、若槻姉妹のどちらかを恋人にしましたというのはドン詰りなのだろうな。