24年9月に読んだなろう小説

置いてきた心
 わがまま王女に婚約者を奪われ、愚王に王女の代わりに帝国の後宮に行けと言われた公爵令嬢。しかし、外交を担当していた公爵とその部下たちにごっそりと見捨てられ、国の先行きは暗い。
 一方、公爵令嬢は皇帝にかわいがられて、徐々に心も取り戻していく、と。


さっきの手紙のご用事なぁに
 仲の悪い二家を和睦させるために、王命で結婚が命じられる。しかし、その当事者の二人の手紙のやり取りは、一族によって妨害されまくる。業を煮やした二人は、偶然、同じタイミングで会いにでかけ、中立地帯で偶然出会って、いい感じに。
 王命を履行するという義務感で手紙を送りまくっていたのに、それを周囲が熱烈に想い合っていると勘違いして妨害していた。それを知って、互いに意識する二人。意図せず、結びつけてしまった、とw


ノーラント家の異母姉妹
 入り婿の父親と継母が家を乗っ取ろうとしたけど、娘はまともだった。ノーラント家に避難していた隣国の王族と異母妹の二人三脚で、正統な後継者であるベリンダの立場は守られ、隣国王族が後ろ盾になる。
 ベリンダが苦労している裏で、いろいろと動いていた。


失せ恋
 王家が腐りきってるな。
 天涯孤独で暮らす女と記憶喪失の男の恋。男を待っている女性のために、自分のことを忘れさせようと魔女に依頼する女。しかし、実は聖女で、待ち人は双子の妹だった、と。王家に利用される妹を救い出し、女性も取り戻そうとするお話。


愛しているなら、出戻り王女を優先する婚約者を支えないとダメですか?
 蔑ろにされ続けた令嬢が、婚約者を見限るまで。
 婚約者サイドから見ると、なんか、虐待の連鎖みたいなことになっているな。嵐をさけるために、婚約者にいろいろ押し付けていたら、完全に捨てられた。あげく、厄介者に一生のお守りを押し付けられた。王家がなかなかアレ。


無理です
 最初、リリカが逆ハー作ってたのに、最後、逆転してシャーリンが逆ハー気味なのがw
 自己中女を盲目的に信頼して、婚約者を蔑ろにして、自己中女の問題点にも気付かない婚約者が見捨てられるお話。「無理」って、嫌いよりきついな。


愛しかった婚約者にさようならを
 敵国に捕虜になって、女に引っかかったクズ婚約者と思いきや…
 コレットさんは、就職して、彼氏を見つけて結婚。普通に幸せになっていく。一方…


会社での出来事
 男性に媚び売って、仕事しない派遣事務員が、攻撃的ベテラン女性に叩き潰されるお話。これ、異世界じゃなくて、現実社会でやると生々しくなりそうだなあ。
 むやみやたらと攻撃力の高いアリシアだからこそ、コメディで終わるというか。


「距離を置こう」と言われた氷鉄令嬢は、本当は溺愛されている
 「距離を置こう」と言われてショックを受けて空回りする表情筋が死んでいる令嬢と、魔法の暴走で思考がダダ漏れになってしまって、引かれたくないと余計なことをした王子のすれ違い。最終的に本音を聞いて、相思相愛と確認と。
 板挟みになったルーカスの苦労がw


国王陛下の嘆き~優秀な聖女との婚約を破棄して国を荒廃させそうなバカ息子(王子)を廃嫡するお話
 国王陛下激おこ。
 というか、王子と取り巻き連中がアホ過ぎる。
 というか、国王周辺もけっこう無能のような。ちゃんと把握しておけよ…


死ぬために向かった隣国で一途な王弟に溺愛されています
 強い魔力を持つために、嫉妬されて虐げられ搾取されていた公爵令嬢。最後は、隣国の王族を自爆で吹っ飛ばせと命令される。しかし、そのような事をしたくない彼女は自分だけ死ぬように魔法を調整したところで、阻止されて、氷漬けにされる。
 以前に誘拐されたところを助けた少年が、実は王弟で、彼女を救い出そうと試みてた。彼に解呪され、保護され、結婚することに。執着系王弟と虐待された女性が心を通わせる。


婚約破棄を待っていたら 溺愛されていました
 財政が厳しい伯爵家の助けとなるため、王子の期間限定婚約者兼護衛のお仕事を受けたリザベル。18歳の時に、だいたいは意中の婚約者を選ぶ。しかし、毒味に、王妃教育にと邁進する彼女に絆された王子は、結局、リザベルを王妃として選ぶお話。


見た目幼女な悪役令嬢は、コワカワ皇太子の腕の中。
 一応、完結しているけど、未完成感が強いなあ。どうみても、主人公が元に戻るフラグが立ってるし、シュヴラン王国へのざまぁが達成されていない。
 有能なあまり排斥され、「悪役令嬢」とされた主人公は、4歳の王女に変わり、時の魔法で幼児化され、帝国への人質に出されてしまう。しかし、「氷の皇太子」と怖がられる婚約者に物怖じしないところが気に入られて、入れ替わりがバレても、かわいがられることに。
 対決で、暗殺されかけて、シュヴラン王国の王太子夫妻は捕まるところで終わり。


兄がいるので悪役令嬢にはなりません:苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい
 王家に無理矢理婚約者にされた伯爵令嬢が、婚約破棄されて、報復するお話。第二王子派は完全に自滅だなあ。大国の王家の血を引く主人公たちが、むしろ立場が強い、と。
 昔から相思相愛の隣国の外交官が、やっとのことで、ラストにシスコンガードを突破w
 つーか、パラディオ王国、王子が二人とも不出来だねえ。


男装令嬢スカーレット・レヴァインは揺らがない
 死に戻り令嬢、独立の企て。婚約破棄されて、1度目は自害を強要され、2度目は自害を拒否して親から毒殺。3度目は違う道を求めて騎士になり、婚約破棄後、隣国王子と恋仲になるも、王子が暗殺されて自害。4度目にして、隣国の王子とのハッピーエンドを迎えることができたお話。
 イチャイチャカップル感が強い。
 婚約破棄した王太子が馬鹿すぎるなあ。わざわざ誘拐とか。


死んだ姉夫婦の代わりに甥っ子を育てます! ~義兄の弟と契約婚約しましたが、この人もうすぐ死ぬ予定なんですけど!?
 物語の世界で悪役にされたのは、裏で公爵家の実権を手に入れようと画策している輩がいたからなのね。
 前世の記憶によって、これからの展開を知った主人公は避けようと画策する。で、イエスマンな婚約者がそれをサクサク実行に移して、無事破滅は回避。裏で陰謀を企んでいた輩は自滅して、夜逃げ。
 家族は仲良く、と。


恋に道連れ
 地方で鉄道事業を興し、拡大のために王都に出てきた青年と、アカデミー主席の女性執事がくっつくまで。公私に協力し合ううちに、互いに想うようになって。といいつつ、主人と執事という立場が、微妙に距離を詰めるのを阻んでいる感じが。
 まずは恋人から。


私の夫には息子と同い年の愛人がいる。そろそろ放逐しようと思います
 侍女を買収して化粧品を盗む愛人ごと、女侯爵が夫を切り捨てるお話。


クズ王子な兄が最愛の聖女様との婚約をあろうことか破棄しやがったので全力でもらいに行きます。
 第一王子がクズすぎる。
 で、婚約破棄された聖女を、戦友な第二王子が全力で取りに行くお話。イチャイチャしすぎな結婚式w


攻略対象≪公爵子息≫の母に転生しました
 出産中に前世を思い出し、息子が攻略対象で、自身が7年後に殺害されることを知った元皇女は、サクッと離婚を画策して、辺境で薬屋を営むスローライフへ。そこに、プラチナ級冒険者、ロストが現れ、互いに想い合うようになっていく。
 徹頭徹尾、ゲームは関係ないのね。
 あと、愛人と縁を切ると言いながら裏切った公爵家、嫡出の男子しか継承できないのに、庶子、嫡出女子、嫡出女子で誰も継承できないという嫌がらせが、なかなかいいなあ。公爵家のその後はちょっと気になる。


都合のいい妻ですから
 単純に夫が不器用すぎる人物で、通う「女」が師匠のオートマタを維持管理してたという話。途中で、そんなことだろうと。まあ、元サヤになっても拒否感は出ないなw


三年分の記憶を失ったけど、この子誰の子?~殿下にそっくりな幼児がいるんですけど~
 三年分の記憶を失って、突然子持ちになっていることに気付いた女性が、王子の教育係をしていた時期のことを思い出しながら、王都に情報を集めに出かけて、結局、王子にとっ捕まるお話。


夜に月があるように~キラキラな暮らしを夢見る転生大聖女は、龍族の重い愛を知らない?
 どいつもこいつも目先の争いに夢中の中、魔王を倒して、世界を救った大聖女は、1000年後の世界の貧乏男爵家に転生。今世はキラキラした生活がしたいと思っていたら、最愛の竜族ゼストがそのままの姿で現れて。
 ルーナさんのポジティブさがいいなあ。普通に相思相愛。
 そして、龍族の王子にざまぁが足りないような。