アニメ『境界線上のホライゾン』一話二話を見る。ずいぶんゆっくりと進めている感じだな。どこまで進むんだろう。これでも設定てんこ盛り、登場人物てんこ盛りのこの作品、初見では理解するのに苦労しそうだけど。ビジュアルが丁寧に描かれているのも良い感じ。
 しかし、最初の頃は全裸もちゃんと服は着ていたんだな…
 あと、πタッチの時に光に包まれるというのがアレだな、おい。


 今、一巻から読み直しているが、アニメの一話がおおよそ100ページ程度、かなり細かく再現されているな。第一部は上下合わせて1200ページほどだから、一クール12話で、ちょうど収まるように作っているのだろう。

直江ヒロト『夏海紗音と不思議な世界 2』

 児童文学的な海洋冒険小説ラノベ。構成なんかは微妙感があるが、雰囲気は結構好きだな。キャラクターの造形なんかが今風だけど。ただ、一年出ていないところをみると、打ち切り? いろいろと話の展開が示唆されているだけに、続きが気になるのだが。
 つーか、思わせぶりに出てきた瀬戸さんがほぼ放置というのがな。

菅浩江『末枯れの花守り』

末枯れの花守り (角川文庫)

末枯れの花守り (角川文庫)

 十年近く塩漬けになっていた積本を撃破。
 永遠を餌に人の心を閉じ込めて愛玩する常世姫と永代姫。滅びもなければならないとして、それに対抗して人々を守ろうとする日照間とその家臣青葉時実の争い。なんと言うか、「幽玄」といった雰囲気だろうか。
 第三話の高慢な女優の卵や第五話のお婆さんが印象的だった。永遠と有限の間で揺れる人間の心。

「ルドン展」の告知サイトがいろいろひどすぎる件

iori3.cocolog-nifty.com
 これはまた酷いデザインだな。予算がなくて、デザイナーを雇えなかったのだろうか。誰か止めなかったのか。ここまで下品な美術展の告知はなかなか無いで。
http://b.hatena.ne.jp/entry/mimt.jp/redon2012/

トロステで佐藤順一監督「”この原作はダメだ!オレが面白くしてやる!”なんて発想ではいいものは作れません」

otanews.livedoor.biz
 ごもっとも。
 結局のところ、メディア間の「翻訳」作業だから、訳者が出しゃばってはいけないと。どこをどう磨けば、当該メディアで輝くかを考えるのが仕事なのだろう。
 まあ、原作を換骨奪胎してとんでもない名作を作る人間もいるが、それって天才だから、普通レベルの人間が真似すると本当に悲惨なことになる。

著作権を守る一方で原盤を廃棄しているCM業界 - 月明飛錫

http://d.hatena.ne.jp/Syouka/20111014/1318610915 JASRACにしろ、他の団体にしろ、ピンはねして自前の財源貯えているんだから、こういうのに金をかけろよなと思う。だいたい、著作権の「文化の振興」というお題目は完全に空文化しているしな。研究や創作のための学習にも利用できない状況となれば、完全に本末転倒。いまや、巨大メディア企業の利権と化している。
 正直、ベルヌ条約の思想に基づく著作権法というのが、完全に実情と乖離しているのだろうな。アングロサクソン方式の登録式の方がいいんじゃないかと最近は考えるようになっている。
 つーか、日本のアーカイブの貧しさというのは本当にどうしようもないレベルだな。

各社カラー対比表(Mr.カラー中心)

http://www2.ocn.ne.jp/~omlabo/paint/colorchart/colorchart-1.html メモ。これは便利。Mr.カラーにしかない色があって困っていたのだ。ラッカー系を寝室で使うのは御免蒙りたい。
カラー対応表

恐怖の「深層崩壊」!殺人豪雨台風の凄まじい爪痕:死者・行方不明者100人超え。わずか5日で年間総雨量の3分の2を記録!

gendai.ismedia.jp
 こういう深層崩壊を起こしやすい場所ってのは、調べればすぐわかるんじゃなかろうか。地すべり地形を航空写真から読み取ればいいのだし。鹿児島から熊本南部のシラス地形や広島あたりの風化した花こう岩、中越の丘陵地なんかも崩れやすいらしいが。
 前もって、地すべりや崩落地形は識別できるんだから、ある程度予測と警告は可能だと思うけど。

現象と災害と被害の規模と〜災害の「規模」を決めるのは?〜 Togetter

togetter.com
 まあ、「災害」というものが、自然現象と人間社会の変化が複合したもの。人間社会のあり方によって災害の被害は変わる。ってのは、大概の防災や災害関係の入門書でも真っ先に言われることではあるが。
 防災インフラの整備に伴って小規模な災害は無害化することができるようになったし、ある程度のものでも被害をだいぶ軽減できるようになった。それこそ、高度成長以前は水害でものすごい死者が出ていた。現在は、相当の規模の水害でも死者は出なくなった。だが、それが逆に、ある程度以上の規模の災害では逃げ遅れをうむ要因となっている。釜石や田老なんかでは、防波堤が逆に住民の避難を送らせた側面があるし。ただ、現状以上の防災施設の整備は、費用対効果が悪くなるんじゃなかろうか。災害の危険が大きい場所の開発を抑制するとか、そういう対策がとれていればよかったのだが。
 ハードだけではなく、情報や早めの避難、脆弱な場所に人が住まないようにするなどの対応が必要なのではなかろうか。例えば、ここ数年、宮古島や広島の例のように、水害に遭いやすい場所に老人介護施設が立地し、災害弱者が真っ先に災害に遭う状況が見られる。これをどのように政策的に、安全な場所に立地するあるいは、少なくとも被害が出ても死人が出ない程度にするといった方向に誘導するか。そんな政策課題がある。

迫る津波を前に命がけで水門を閉めた消防団員たち:253人の犠牲者を生んだ重すぎる「社会構造の矛盾」:――釜石市の消防団員・大森秀樹氏のケース

diamond.jp
 もともとは「村の武力」をいろいろと転用するためのものだったのだろうけど、「ムラ」というのが弛緩しまくっている状況では、待遇に比べて責任や危険が不相応に大きいという状況なのは確かなのだろうな。
 しかし、行政のリストラでいろいろな負担が消防団にかかっている状況は問題だな。あと、亡くなった人に対する保障の問題も。消防団員福祉共済もこれだけの死者が出るということは想定していなかっただろうしな。これに関しては行政からの補填が行われるべきだと思う。

有事の際に役立つ「自宅井戸」が静かなブーム:短時間、低予算で井戸を掘る方法、教えます!

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 個人用ではそこまで影響はないかもしれないが、地下水利用にも何らかの規制は必要なんじゃないかねえ。大口の利用者がじゃんじゃん使ったら、地下水位の低下や地盤沈下、生態系への影響、湧き水への影響なんかは起こり得るわけで。