上に行く人間の業をなめんじゃねぇ - 常夏島日記

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 基本、むやみやたらと身体とか、精神が頑丈でないと出世はできないのだろうな。まあ、指導者というのはストレスだらけだろうし。
 ただ、それはそれでいいのだが、脳筋が自分基準を他人に要求し出すのが問題だと思う。誇張して言えば、一種の奇形といってもいいのだろうから。平均的な人間がクリアできるようにしなければ、「制度」としては問題なんだよな。


 このあたりの問題は橘木俊詔・森剛志『日本のお金持ち研究』(ISBN:4532351359)でも言及されていた。結局、頑健性という「才能」が可視化されていないのが問題だと思う今日この頃。「健康」ってのが、いかに有難いものか。つーか、健康な人間がうらやましいぞ。

日本って柳生十兵衞とか武蔵とか有名な剣豪がたくさんいるけど、西洋は一人もいないよね(嘲笑):哲学ニュースnwk

http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/3984578.html そもそもヨーロッパの騎士ってのは、馬上で槍持って突撃に最適化された存在だからなあ。あんまり剣術とかは関係なさそうな。まあ、剣術の訓練もしたんだろうけど。盗賊騎士とか冒険騎士なんてのは存在するわけで。鉄腕ゲッツことゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンとか、時代は遡るがイタリアで活躍したノルマン人騎士のロベール・ギスカールみたいな有名人は居るには居るし。
 しかし、日本の騎兵の変化も面白い。近藤好和の『騎兵と歩兵の中世史』asin:4642055843によると、室町時代の武士は、馬上ででっかい武器を振り回して、殴り合っていたらしい。それが戦国時代になると、飛び道具に勝てなくなったのか、武士も戦場では下馬して戦うようになる。このあたり、飛び道具の前に衰退していった西洋の騎士と相似形で興味深い。
 こういう歴史上の武術を比べて、どちらが強いかとかやるのは楽しいことではある。が、特に優劣というのはないんじゃないかな。16世紀だと、日本ではそれこそ伝説的な剣豪がうろうろしていた時代で、一方ヨーロッパでも全身を覆うような甲冑は衰退気味の時代だから、身軽さはあまり変わらなそうな気が。映画で見るような、ヨーロッパの剣術の殺陣をみると、無駄な動きが多いようには思うけど。
 全身プレートの鎧は、馬の上で槍を構えて突撃専用だから、あれで剣をもって戦うのは無理だろうな。だいたい落馬したら動けなくなって、即捕虜。で、身代金を払って解放されるというのがパターンだったわけで。そう考えると、落馬したら首とられる日本の武士の方が厳しい世界だったのかもな。
 まあ、個人的には弓最強だと思っている。相手の届かないところから、飛び道具を打ちこむ。これが一番いい。つーか、結局、飛び道具の発達と歩兵の大量動員による集団戦の前に、騎兵戦術は衰退していったわけで。


 西洋剣術も興味深いな→ヨハンネス・リヒテナウアードイツ流剣術(Wikipedia)

【閲覧注意】F-1死亡事故のwikiが怖すぎる件:GATUN

blog.livedoor.jp
 事故動画が豊富に紹介されている。しかしまあ、F1もずいぶん安全になったんだな。正面から物がぶつかってこないかぎり、なかなか死なないようにできているようだ。クビサの事故映像なんか、バラバラに部品が飛び散っていてうわっと思うけど、逆にああいう風に飛び散るから、中のドライバーが保護されるんだろうな。

記者の目:鹿沼のてんかん発作死亡事故=吉村周平(宇都宮支局) - 毎日jp(毎日新聞)

http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20111021ddm004070132000c.html 癲癇の発作を繰り返しながら自己申告をせずに自動車の運転を続けて事故を起こしたという問題と、なぜそのようなことをせざるを得ないかという問題。難しいねえ。癲癇を自己申告すると生計が立たない状況。福祉の谷間というか、日本の福祉にはものすごく広い堀が掘ってあるよねって感じだな。
 そうはいっても、運転中に意識を失うことが頻繁に起こるようだと危ないしな。

全史料協関東部会「被災文書を復旧する」 #saveMLAK Togetter

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 メモ。放射性物質に汚染された史料も洗えばだいぶ除染されるのではなかろうか。よっぽど高濃度に汚染されたところ以外では、それほどやばいことにはならないような気がする。