逢空万太『這いよれ!ニャル子さん 5』

這いよれ! ニャル子さん 5 (GA文庫)

這いよれ! ニャル子さん 5 (GA文庫)

 アニメ二期がはじまったので、予習。一話とOPに出てくる人物から見るに、5-7巻分は収録されるようだな。5巻と6巻を前後半に配して、7巻の内容をあちこちにばらまくのかね。どう料理するか楽しみ。
 しかし、パロディのオンパレードとオチのしょうもなさが相変わらずでいいな。

戦友会研究会『戦友会研究ノート』

戦友会研究ノート

戦友会研究ノート

 どちらかというと、読むよりも引く本といった感じだな。「戦友会」と言うものを、さまざまな団体へだしたアンケート調査から、俯瞰的にまとめている。戦友会の類型や戦友会の形成から経過、終焉への流れ。活動内容、類似組織、などなど様々な側面から、戦友会がどのようなものかを描いている。
 悲惨な戦闘を経た部隊ほど、慰霊に重きを置いているというのは納得できるところ。


 文献メモ:
吉田裕『兵士たちの戦後史』岩波書店、2011asin:4000283723
国立歴史民族博物館編『近現代の戦争に関する記念碑:「非文献資料の基礎的研究」報告書』2003
 熊日新聞2013/3/17付の書評で紹介されている、原田敬一『兵士はどこへ行った』asin:4903426688あたりも、関連しそう。


 以下、メモ:

 旧日本軍に関する研究にとって、「通称号」は非常に重要である。現在最も詳しい資料は、元軍人軍属短期在職者協力協会の山崎達也さんが業務の必要からまとめられた『陸軍部隊文字符検索資料』(非売品)であるが、「靖国偕行文庫」(靖国神社図書館)でしか閲覧できない。公刊されることが切に望まれる。p.37

 メモ。こういう参考資料は積極的に整備されるべきだよなあ。

 発足までに長い時間を要するのは、名簿の確定に時間がかかるということもあるが、何より、戦後の生活の安定に相当の時間がかかったということである(→戦友会の成立時期)。戦後の生活にめどがつかなければ、戦友会どこではない。「昭和二二年六月一五日、東京近辺在住者(私を含めて)一六名、銀座で集まりましたが、未だ皆安定した生活に入れなかった時期であり、続いて会合を開くことはできませんでした」(自動車第三十三連隊第二中隊戦友会)。このような事情はかなり一般的なものだったと思われる。p.79

 戦後二十年ほどかけて形成されたものが多いらしい。

 全国戦友会連合会(戦友連)は、戦友会の全国的な組織と誤解されがちであるが、実際は、靖国神社国家護持運動を推進するために結成された戦友会の連合体である。
 靖国神社国家護持運動とは、戦後一宗教法人となった靖国神社を、戦前と同じように国が祭祀をおこなえるように特殊法人化しようとするもので、講和条約発効後にはじまるが、本格的な運動となるのは一九六〇年代になってからである。ただ、さまざまな政党、団体の利害や思惑が絡み、混乱をきわめることになる。そうしたなかで、運動の中核となることを求められた戦友会関係者が、一九六九年に結成したのが「戦友連」である。p.205

宇野朴人『天鏡のアルデラミン 3』

 泥沼の反乱鎮圧作戦から一転して、強力なアルデラ神軍の介入に対し、ごく少数の兵力で遅滞作戦を遂行することになる主人公たち。更に、ライバルとなる「不眠の輝将」が現れ、丁々発止の駆け引きを展開することになる。圧迫の中でボロボロになりながら闘い続ける状況がきつかったな。あと、イクタの周りに随分女性が増えてきたなあといった感じも。ヤトリとイクタの付き合いの深さは示唆されているし、他の女性陣が割り込むのは難しそうだけど。
 ライバル登場は、この手の戦記ものでは基本かね。むしろ、これまでが楽勝過ぎた感があるし。

三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド7:焔光の夜伯』

 7巻目にして、古城が「第四真祖」となり、凪沙が負傷した原因について。更に周りの思惑についての情報が少しづつ公開されつつある。ラスボスは「カイン」ですか。で、浅葱さんがキーパーソンとな。で、それに対抗する最終兵器が「第四真祖」と。

【翠星のガルガンティア】1話まとめ ワクワク感が止まらない! これから一体どうなってしまうのか楽しみすぎる:ひまねっと

http://himarin.net/archives/7032455.html
翠星のガルガンティア』言語解析が進んでいる模様:萌えオタニュース速報
『翠星のガルガンティア』1話感想 迫力のある宇宙戦!世界観がとても良い:萌えオタニュース速報
 ニコニコ生放送タイムシフトを見たけど、これおもしろいな。
 いきなり宇宙戦争。そこから、いきなり生活感あふれる都市の中で異文化接触と、つかみは十分魅力的。「フィリアーズ」なる生命体との総力戦。そのなかでちらちらと匂わされる共同レム睡眠とか、自由睡眠・自由飲食・生殖の自由ってのが、実にディストピアっぽいキーワード。さらには人類が旅立った後の「地球」とおぼしき世界と過去の文明の機材を回収して生計を立てているらしい人々。世界観といい、その提示の仕方といい、すごく良いな。最初に名前が出てきた時には、期待もしていなかったのだが。
 あと、ちょこちょこ出てくる角みたいなのはなんだろうな。当然のようにレドは回収しているが。
 「母親との生殖及び神聖な排泄物についての言及である」がすごい笑える。
 エイミーのふとももがよい。

最大震度6弱なのに、被害なしってどういうこと? - ゴールデンタイムズ

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 まあ、あのあたり壊れそうな建物は、阪神大震災の時に壊れているだろうからな。マグニチュードそのものはわりあい小さかったし。
 むしろ、熊本あたりの方がやばそうな気がするぜ。具体的に言うと、俺の部屋。対応しようにも、本棚を買い替える費用が出ない上に、固定する梁や柱の場所がわかんねえ。

まだ終わっていない戦争の決算|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

www.taro.org

 文字通り、会計が決算されていないという。そういう状況だったんだ。
 満洲国や満鉄への債権なんか持っていてもしょうがなかろうに。損金処理してしまえばいいのに。