校門を通過する児童をRFIDでリアルタイムに把握〜立教小学校で試験運用(カトゆー家断絶さんから)

非常に気分の悪いニュースである。安全を理由にしてこういうものが普及していくのは怖い。
そもそも、登下校時の安全確保にRFIDがどの程度役に立つのか。不審者の進入阻止にどの程度の効果があるのか。疑問である。正直、児童の管理強化以外に役に立つとは思えない。
RFIDは物を効率的に管理するための道具だが、これを人間に対して適用すれば、人間の尊厳を剥ぎ取り家畜のように行動を管理できるのではないか。技術の発展の方向次第ではどこに立ち寄るかを常時監視することもできるようになるだろう。すでに車のナンバーをチェックする装置や監視カメラが普及しているが、さらに強力な監視システムが加わるのではないだろうか。そこまで行かなくとも、個人や組織がプライバシー侵害のために利用することは十分ありうる。
私は、どこでも通話できるというのがいやで携帯電話を持たない偏屈ものである。それだけにこのような技術が普及することに不快感を禁じえない。
(追記)「ちなみにコレ、評価キットが富士通PSTから入手可能なため、ある意味誰でも児童の個人識別や遠隔監視が可能になっている。犯罪に使われなければいいのだけど。」(andsoatlastの日記さん)だそうで。ダメじゃん。