「テロ対策ビジネス」の実像をえぐる新刊書(セキュリティホールmemoさんから)

wired.jp
実際にプライバシーを侵害するような技術が次々と導入されているのだろうな。ついでに胡散臭い売り込みも殺到しているのだろう。

 「監視には代価が伴う。開かれた議論の効力を弱め、画一的な意識を押しつけ、見られているという不安感を生じさせる。文化を凍りつかせ、少数意見の息の根を止める……。司法当局と政府が民間の情報企業との間に結んだ新たな協力関係は、情報の自由化に向かったこの30年間の努力に対する直接的な脅威となる。民間企業は政府にはできないやり方で市民の情報を集めることができるというのは自明の事実だ。同時に、民間企業は、行政機関と同じやり方で、自分たちの行動や犯した間違いについての説明責任を持つことはできない。民間企業の能力は国民の理解や法をはるかに超えてしまっている。こうした取り組みの影響は、この先何年もにわたってわれわれの中に残るだろう」

このくだりは全くもってその通りとしか言いようがない。