『グルじゃないと偽造マンションなんて建たない』

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20051207/mng_____tokuho__000.shtmlこの記事はおもしろい。

「誰が特段に悪いというんじゃない。全部がグルじゃないとああいう設計偽造マンションなんて建ちようがないんです」

そりゃそうだろう。

「必ずしも戸建てが安全とはいえない。むしろ戸建ての方が危険な場合がある」と語るのはA氏の部下のB氏。

 B氏が聞いた実例としては、一戸建て住宅の建て売りの場合、建築確認の中間検査のため自治体職員が現場をチェックし、引き揚げたあと、こっそり五本あるべき柱を二本抜いて三本にしてしまうなどというケースが横行しているのだという。「同時並行でほかの住宅を建てている場合、抜いた柱をそこに流用してしまえばコストが浮く。一方で行政は建築後の完了検査では柱が少ないかどうかなどは分からない。住宅を壊してまで検査して確認することは法が自治体側に求めていないからだ。二階建てとして中間検査を受けておいて実際には中二階を造ってしまう違法な増床もある」

おいおい…


不動産ファンドではデュー・デリジェンス(適正評価)が一般的に行われているそうな。設計の確認からX線を使って鉄筋の量を調べるところまで。それなら、安心して投資できるかな。