「冠水上州の若葉・秋津新町(熊本市):宅地開発で雨水浸透せず」『熊日新聞』09/1/7

熊本市南部の新興住宅地が、20数年来悩まされているという話。年10回前後排水路からの水が溢れ出すとか。どうもこの水路が問題のようだ。しかし、これは、自衛隊の駐屯地なんかがある北の台地から水を集めるから、なかなか対策が難しいだろうな。グーグルマップで見るとこの水路。



上流側の新興住宅地での雨水対策が必要なのは確かだが、問題は低湿地であった土地の宅地開発を許してしまった都市計画の欠如にもあるよなあ。これに大戦中の三菱の工場建設にともなう不自然な水路形状も、問題なのかも。原地形はどんな状態だったのやら。上流側で雨水浸透枡やら一気に流下しない形状への工夫とか、遊水池の設置とかが必要なのかな。排水路のバイパス工事やら雨水貯留タンクの設置なんかの対策はしているようだが。


メモ:

 市は、幹線排水路ごとに市街化区域を百四十五の排水区(一区平均約六十二?)に分け管理。1997−2007年度の浸水被害報告の回数などをもとに、早急に対策が必要な六地区を重点地区に選定している。