平成駅方面へ

 なんか一日だけ、雨がやむようなので、出撃。古町のマルエス平成駅近くのレオナルド7を見に出かける。ついでに本山から世安にかけての神社巡り。本山神社、園田神社、世安天満宮、世安神社、琴平神社の都合、五社をめぐる。あと、プラモ屋で余計な出費。やっぱ、あぶく銭は身につかないな。レオナルドはさすがに海外製のが充実していた。
 しかしまあ、平成から流通団地周辺とか、中央病院やゆめタウンはませんあたりの湿地ぶりがすごいな。古くから集落が立地していた微高地の中間の一番低いところを開発している感じ。流通団地は白川の自然堤防の後背湿地のようだ。熊本県中部の基幹病院である、済世会病院や中央病院が、こういう水害やら地震に弱い場所に立地しているのは、非常時に大丈夫かなと感じる。
 あと、写真をもうちょっとちゃんと撮っておくべきだな… 

  • 本山神社



 この鳥居は天保年間のもの。他にはめぼしい石造物はなし。石塔に御大典記念とあったから、昭和元年あたりに整備されたようだ。中間の石造物が見あたらないのも珍しい。あと、微妙に荒れた感じが。中世からのそれなりに歴史の古い社らしいが。

  • 園田神社





 とりあえず狛犬。そう言えば、この手の神社の由緒って、自分で由緒書を整備していないと分からないな。調べ方はあるのだろうか。写真の石碑の裏側には揮毫が熊本師団長とか、狛犬の裏側に大東亜戦争記念で昭和16年に建立とあるので、なんか熱心な人がいたのだろうな。



 鳥居の笠木が落ちていたり、維持管理費に事欠いている様子。ちょっと見つけにくいところにあって、以前探したときは見つけられなかった。かつてあった社が一旦廃絶したのを、大正あたりに熱心な人が再興したそうだ。で、昭和に入って水害で破損したのを、昭和3年に修復したって、鳥居の横の記念碑に書いてあった。

  • 世安神社





 熊本市議会19代議長の井上常八さんが寄贈した狛犬や石灯籠が目立つ。あと、横にある無漏寺は、旦過の瀬に近接し、僧侶を接待したとか。なんか聞き覚えがあると思って、家に帰って調べてみたら、服部英雄『地名のたのしみ』で旦過地名と関連して議論していた(p.123-149)。古代から中世にかけては湯屋ないしは温泉があったようだ。交通の要所、都市的な場だったのかもしれない。

地名のたのしみ―歩き、み、ふれる歴史学 (角川ソフィア文庫)

地名のたのしみ―歩き、み、ふれる歴史学 (角川ソフィア文庫)




 ここも狛犬だけしか撮ってないし… えらくでかいというか、栄えている神社だった。石造物が非常に多い。九州産業交通の銘がやけに目立つが、ここって交通の守り神だったっけ?