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メモ。橘川武郎『東京電力失敗の本質』の書評。他にも、同著者の電力史の文献の紹介。
「民営企業主導のダイナミズム」が電力業の特長であり、福島第一事故後の対策においても、基本的にはその活性化というラインで対策が取られるべきという主張だそうだ。発送電は一体化したままで、地域独占をやめること、原子力発電は分離することで、それが達成できると。まあ、そのあたりが落とし所なんだろうな。
しかしまあ、福島第一の事故に対するマネジメントを見ると、なんかどこも任せられないような… 電力会社も、保安院も、原子力発電を管理監督する能力に欠けていることが、今回の事故、さらにはJCOの臨界事故や過去の臨界事故隠しで露呈しているように思うし。
