原発の今後

これからの日本の姿
原発の未来、国民的合意の期待 ― コストに注視を   ‐ 石井孝明 : アゴラ - ライブドアブログ
日本を襲った大惨事 震災と原発事故が後に残すもの JBpress(日本ビジネスプレス)
広くわかりあうための原発論とは?:賛成派と反対派の壁を越えて(3.27.) - 西條剛央のブログ:構造構成主義 - 楽天ブログ(Blog)


 まあ、これから都市に関する考え方が変わってくる可能性は高いだろうな。ヒートアイランド現象など都市の蓄熱にどう対処するかが問題になってくるのではないか。いかに都市に熱をためないか、電力を使わずに都市や建物を冷却するかが、建築や都市工学の課題になってくるのではないだろうか。今までのようなエアコン遣いまくりの状況が以上だったわけで、そのあたりは見直しの対象になるだろう。
 エネルギーに関する議論を行う場合、原子力発電の本当のライフサイクルコスト、建設から廃棄、廃棄物の監視まで含めて議論されることは少ないように思う。廃棄物の監視コストを考えると、原子力が安いとは考え難いのだが、そのあたりのコストをずいぶん外部化して議論しているのが腑に落ちない。あと、核燃料サイクルは完全に破たんした、それを前提に見積もりする必要がありそうだ。
 あと、チェルノブイリや福島のような大規模な原発事故の場合、放射能による被害だけでなく、強制移住を強いられた人びとの健康や精神状態の悪化、それによる死者も勘定に入れる必要がある。そう考えると、このような事故の死者はかなりのものになるのではないだろうか。