自殺するのは「若者」ではなく「おまえら」:国内自殺者3万人の実態 - 村上福之の誠にデジタルな話

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 自殺率に着目すると、高年齢層が高いという話をどっかで読んだような希ガス。人口当たりのわりあいとか、時系列の変化も考慮する必要があると思うが。まあ、中高年の無職のおっさんの自殺が多いというのは当然だろうなあ。
 あと、この「無職」っての経歴がどうなっているかも、ちょっと気になるな。倒産した自営業者、リストラされたサラリーマン、ずっと病気がちで働けなかった人、フリーター、いろいろな人生航路があったと思うのだが。つーか、「自営業者」というカテゴリーの自殺者が意外と少ないのも興味深い。あと、19歳以下の一割増ってのもすごいな…


死ぬのは誰? - Living, Loving, Thinking

ところで、村上さんのいう「独身50代鬱病童貞職歴ゼロ加齢臭MAXのオッサン」というのは寧ろ自殺しにくいのではないかと思う。「無職」の自殺が多いということだが、これは不況や病気等の理由で最近「無職」になった人が多いのではないか。つまり突然の下降的変化。それに対して、「独身50代鬱病童貞職歴ゼロ加齢臭MAXのオッサン」というのは低いQOLに長期に亙って適応してきたのであって、今更自殺するというのは考えにくい。寧ろ突然宝籤に当たったとか突然彼女ができて童貞を捨てることができたという〈幸運〉の方に用心すべきだろう。

 これはあるかもなあ。発達障害の二次障害で鬱病長期な口だが、確かに将来どうしようもないし、なんか生きていてもしょうもないなあとは思いつつも、積極的に自分を害す気にもならない。「幸運」があった後がやばいというのは、確かにそうだろうなあと思う。


自殺を減らすために、私たちは何を為すべきか|出口治明の提言:日本の優先順位|ダイヤモンド・オンライン
 この手の自殺の「原因」って、あてになるのかね。遺書に書いてあることは、複合的な要因の一部に過ぎないと思うのだが。

例えば、原因・動機として「経済・生活問題」が多くを占める中年男性については、企業の倒産件数が自殺死亡率と近い動きを示している一方で、「勤務問題」の占める割合が高い若年男性層では、若年失業率が自殺死亡率の推移と近い動きをすることが示されている。