田んぼの真ん中で非常に目立っていた石碑。思わず遠回りして見に行ってしまった。
土地改良記念碑
昭和五十三年二月建之
碑文
古来、当地区は清正公の治水土木事
業により、新しく水田地帯として生れ
た所ですが、其後三百有余年間、水害
常習地帯として、先祖伝来、営々とそ
の辛苦を受継いで来ました。明治、大
正、昭和と文明開化の蔭に、農民とし
て此の不利な立地条件との苦闘を○い
られて来ました。
戦後、町内有志宮田真熊氏他諸氏の
発案により、此の湿田地帯を、江津湖
に眠る泥土を客土に利用して、その改
良事業により美田とすべき構想が立案
され、以後発起人の方々の事業構造に
関する地区説明会や、所管の国・県・
市当局との協議等、たゆまざる推進努
力の結果、衆議一決して、此の大事業
の発端となりました。かくして、
昭和四十一年二月―土地改良組合設立認可
昭和四十一年五月―第一期工事着工
昭和五十一年十二月―工事完工 みるに
至りました。此の間、様々な困難苦労
はありましたが、組合員一致団結して
この偉業の完成を見るに至りました。
茲に、土地改良事業の完成を記念し
、その偉業を讃え、永く後世に止める
ため、この碑を建立します。
昭和五十三年二月吉日
下無田上区土地改良組合員一同
土地提供者 宮田○男
宮田益喜