「学校基本財産造成紀念碑」

 上の百周年記念碑のとなりに立っている石碑。なんか国有林か何かの木材の売却を巡る紛争があったような感じだな。その解決として、木材の売却益を学校の基本財産として寄付させたとかなんとか。用語がいまいち理解できない。林野法制の知識がないので。
 どうも裏面まで続いているようだが、気付かなかった。尻切れトンボになってしまったな。



   学校基本財産造成紀念碑
白水村大字戸次曲手辛川は部落有財産として部分林
総反別二十一町二反四畝三歩を有し後立木を伐採分
割して固有材となりたり日露戦後の際白水村会は紀
念林造成の目的を以て該山材の特売を出願し明治四
十一年九月政府は特売の公告を為したるも戸次曲手
辛川は別に縁故関係により同山材の特売を出願した
るを以て政府は林野法の規定により之を三部落に特
売し村会の計画は水泡に帰せり是に於て村長中村武
次郎氏を初め議員有志相謀り三部落をして該山材を
学校基本財産に寄附せしむ部落有財産なき大字馬場
楠区民は金百七十一円八十銭を寄附して之と権衡を
保ち其後明治四十三年十月戸次曲手辛川は更に部落
有財産金二千七百四十四円五十五銭一座○○附し馬
場楠も亦た之に准じて金一百円を寄付し以上の寄付
金を用いて白水尋常高等小学校々舎の増築を為した
り工事竣成の後尚金千七百九十六円五十五銭一○を