資源回復計画が予想通り破たんして、青森県のイカナゴが禁漁となった - 勝川俊雄 公式サイト

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 有効な資源保護システムが構築できず、乱獲で資源を壊滅させてしまったと。一番かわいそうなのはイカナゴを喰えなくなった消費者だって気もするが、マグロやウナギをめぐる状況を考えると、そう同情できる立場でもないか。
 北欧やニュージーランドでも、個別漁獲割り当ては漁業者の抵抗が強かったというから、内部からそういう制度を作り上げようという動きはないのだろうな。外部からの介入が必要なのだろうけど、「リバタリアンの天国」でかつ公共的な議論が死んでいる日本で、そういう統制経済的な制度を構築できるか怪しいところ。