日本のウナギ根絶作戦が、ついに最終段階 - 勝川俊雄 公式サイト

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 うわあ…
 東アジア、ヨーロッパ、アメリカとシラスウナギの資源を食いつぶして、次はインドネシアのプールに手をつけようってか。本当に世界中のウナギ類を食いつぶしそうな勢いだな。「ウナギ食は日本の食文化」と言っても、ヨーロッパのウナギ食文化を破壊してしまったことを考えると、説得力無いしな。
 実際問題、水産資源の保護と持続的利用というのは、もっと重視しなければいけない問題だよな。消費者・供給者・政府、いずれも自覚が足りないのは確か。ウナギ問題に関しては、消費者の自覚も必要だし、流通側がより資源問題に自覚的に取り組む必要があると思う。ジャワウナギのシラス利用とか、話にならない。
 つーか、ウナギに関しては、ウナギが売り上げに占める割合と経営期間で網をかけて、流通そのものを徹底的に統制しないといけない段階じゃないかね。シラスウナギは密漁しやすいものだし、養殖業者を徹底的に統制する必要がありそう。
 まあ、少子化問題という「人的資源」の問題でも、失敗しているわけだし、まして水棲生物の資源保護とか無理だろうな。