光照寺門前の石碑群

 清水亀井町の山門脇に並んでいる石碑群。明和四年の墓石と、旧石器時代の住居跡、中世の城跡を示す石碑×2。左端の墓は明和6(1769)年のもので戒名が尼とあるから、女性のものだろう。



「往昔旧石器時代住民穴居跡」碑

 3つ並ぶ石碑の真ん中。旧石器時代の住居跡が発掘されたらしい。昭和43年に右隣の石碑といっしょに建てられたもの。


往昔旧石器時代住民穴居跡
    昭和四十三年五月 鬼塚清


「天文年中亀井若狭守居城跡」碑

 上と同じ時期・設置者。16世紀初頭に亀井若狭守という豪族の城があったようだ。


天文年中亀井若狭守居城跡
    昭和四十三年五月 鬼塚清


「亀井城跡石垣」碑

 この石碑は意味がとりにくいな。16世紀前半の城に石垣が使われていたとは思いがたいから、ここの石垣がある斜面は亀井城があった場所です程度の意味かな。



石碑正面

天文年間(一五五〇年頃)
亀井城跡石垣



石碑右面

平成十八年五月吉日隣地住人平井久雄