図書館は地域振興の夢を見るか - Togetter

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 全国チェーンを呼んでくるのは、むしろ地元の人の「都会志向」でしかないような気がする。武雄の図書館に外から人が来ているのは、最初にやらかした場所だからに過ぎないだろうし。
 「図書館」で外部の人を呼ぶのは基本的に無理なんじゃないかなあ。むしろ、内部のコミュニティの活性化やさまざまな活動の支援の方が重要だと思う。


 下の方で紹介されている、アントネッラ・アンニョリ氏の講演が興味深い。
【イベント】アントネッラ・アンニョリ氏来日講演ツアー(5/25・仙台ほか) | カレントアウェアネス・ポータル
CA1783 - イタリアの“パブリック・ライブラリー”の現状と課題 / アントネッラ・アンニョリ | カレントアウェアネス・ポータル
アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。?前篇 - みききしたこと。おもうこと。
アントネッラ・アンニョリ氏講演会「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」に行ってきた。?後篇 - みききしたこと。おもうこと。
「知の広場ー新しい時代の図書館の姿」アントネッラ・アンニョリ氏講演@京都 20130606: egamiday 3
 電子書籍が利用しやすくなれば、確かに市町村クラスの図書館では、蔵書スペースを減らして、他に利用できるスペースを導入するのはありなのかな。個人的には、アメリカの図書館で3Dプリンターなんかが置かれている図書館がうらやましい。学習施設としては、工作機械と書籍というのは、相乗効果がありそうではある。
 書店のように本を平積みすることで、貸出を増やした例があるというのも興味深い。本との出会いの可能性が増えるのは確か。一方で、書架における本の数が激減するのはヘビーユーザーなので、ありがたくないかな。背表紙を見て本を選ぶのに慣れているし、書庫の本を持ってきてもらうのに手間がかかるので、やはり開架が多い方がいい。ただ、最近はOPAC十進分類の項目単位でチェックすることもおおいから、そのあたりのインターフェイスが改善して、閉架書庫からの出し入れの手間がなくなれば、開架の棚を思いっきり減らすのもありかもな。
 あとは、ティーンエイジャーの要望を聞いて、ティーンエイジャーが来るようになった図書館の話とか。ああいうのって、誰に話を聞くかが大事だけど、そこが難しいような気がする。ちょうどいい人間を引っ張ってきて、口を開かせること。