『ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」』 − 海を渡った十字軍 ? HONZ

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 メモ。本屋で見かけておもしろそうだとは思ったが、お値段がねえ…
 ポルトガルのインド洋へ至った動因に、イベリア半島の十字軍意識というか、レコンキスタが影響しているのは確かだろうけど、本書では、紹介を見る限り、少々強調しすぎなんじゃないかと感じる。あと、武力での侵出に関しては、ガマよりも、後継のアルブケルケの方が印象的だが。
 あと、結局のところ資源の少ないポルトガルでは、インド洋の人間活動のごく一部を支配下に置いただけだったわけだけど。インドでも、ムガールの分散的な体制の中で存続を許されたという側面が強いし。