今年印象に残った本2013(ラノベ部門)

 今年は203冊読了。ここ数年溜まっていた積読を撃破したり、新しいシリーズに挑戦したり、昔の作品を再読したり。今回は選ぶのに苦労した。別の日に選んだら、また違う結果になるかも。
 『鋼殻のレギオス』シリーズをはじめ、特定シリーズで1/4くらい占められてしまうのだが。新シリーズに手を出したりしたせいで、積み本は逆に増殖。

 とりあえずシリーズ完結おめ&フェリさん大勝利記念。
 既刊一気読みの思い出も含めて。7年越しで、はてなでの言及も右肩下がりだったけど…

 今年、新規に手を出したシリーズ。天才的な軍事の才能と怠惰さを兼ね備えた主人公が、腐敗した帝国を適切な形で「滅ぼす」話。最新刊は未読だが。

 こちらは新人さん。ステマ騒動などの影響か、続きが出ていないが。死者の魂を源にした魔術で戦う、サイバーパンクっぽいオカルトバトル物。こういう雰囲気の作品大好物。

 リプレイ系代表はこの作品を。ドラマCDが付いて、さらに値段がきついことに。しかし、今回、割と本気で殺しにかかっていた感じなのによく全員発狂せずに乗り切ったなあ。

 アニメ化もされて、今が旬…なのかな? アニメも込みの評価。とりあえず、雪菜たんかわいい。

 存在感の薄い少女加藤恵を主人公にゲームを作ろうとする話。新ヒロインも登場したり、ヒロイン陣との関係も深まったり。

  • 4位荻原規子『RDG:レッドデータガール』シリーズ

 スニーカー文庫に入ったので買ってみたら、ものすごくおもしろかったです。結局、角川文庫で全部買い揃えた上で、スニーカー文庫版を買っていっている状況。「姫神」憑きの引っ込み思案の少女がだんだん世界を広げていく話。しかしまあ、現代を舞台にすると、一気に物事をひっくり返してめでたしめでたしとは行かないよなあ。

  • 3位物草純平『ミス・ファーブルの蟲ノ荒園』

 こちらも今年の新規開拓。なんとなくタイトルに惹かれて買ってみたら、なかなかの当たりだった。巨大な蟲(ギブル)が出現し、その死体から得られる化石燃料によって工業化が進むスチームパンク的な世界。フランスに留学に出された秋山慧太郎は乗っていた客船が襲撃された際に「蟲天の瞳」と融合する。それをめぐる戦いに巻き込まれる。

はたらく魔王さま! (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (電撃文庫)

はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)

はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (3) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (3) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (4) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (4) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)

はたらく魔王さま! 5 (電撃文庫 わ 6-5)

はたらく魔王さま! (6) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (6) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)

はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (8) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (8) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (9) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (9) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (10) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (10) (電撃文庫)

 アニメが非常におもしろかったので、手を出して、そのまま全巻揃えました。エンテ・イスラを征服せんとした魔王は、勇者に破れ、ゲートで異世界に逃亡。その逃亡した先が地球で、そこは魔力がない世界。魔王は生きていくために働かなくてはならなくなる。地球には勇者エミリアも漂着していて。だんだん、エンテ・イスラの謎というか、捻じ曲げられたエンテ・イスラという世界を正常化する話になって行きつつあるところ。

 この作者の本は、どんなコンディションでもするすると読める。で、現在2シリーズ展開されているうちのこちらをランクイン。MMORPGのプレイヤーがゲームの世界に取り込まれてしまった中で、世界の謎を解いていく話。4巻でフエルファイ・キャンペーンをクリアして、上層部に足を踏み入れ、いよいよ世界の謎に挑んでいく展開。ジュンさんの安定のクエストマニアぶりとハーレム展開が。




 次点:
瀬尾つかさ『銀閃の戦乙女と封門の姫』シリーズ
川口士『千の魔剣と盾の乙女』シリーズ
竹林七草『猫にはなれないご職業』シリーズ
渡瀬草一郎『ストレンジムーン:宝石箱に映る月』asin:4048916947