「翠星のガルガンティアBlue-ray box 1-2』

 やっとブルーレイが見られる環境になったので、早速、買ったまま置きっぱなしだったガルガンティアを見る。ニコニコ生放送の画質とくらべると、本当に雲泥の差だな。見ているモニターが安物だから、こっちはこっちで微妙感があるけど。特に音声。
 やはり第一話のつかみがすごいよなあ。いきなり大規模な艦隊による宇宙戦争。人類銀河同盟のディストピアさとか、ヒディアーズとの戦争に特化した社会が構築されていること。同盟の追いつめられっぷり。そして敗北のなかで次元のかなたに放り出される主人公とそのキャラクターに関しても。十数分の時間の中で余すところなく表現してしまうのだから。戦闘のビジュアルもすばらしい。もっとも、人類銀河同盟の宇宙艦艇が「人型」というのは、付属の冊子見るまで考えてもいなかったが。
 そこから急転直下で、いかにもローテクなガルガンティアの世界。レドとガルガンティア側のにらみ合いを長く取って、両者の間の谷の深さを示す。さらに徐々にガルガンティアの社会のなかになじみ、人類銀河同盟の価値観からはずれていく。ところが、クジライカ=ヒディアーズと遭遇して、レドは新たな戦いに赴く。クジライカをめぐる船団の亀裂と別離。さらにはヒディアーズの正体と、こうして一気に見てもだれない展開がすばらしい。
 あと、エイミーの後姿。特にお尻からふとももにかけてのラインがすばらしいっすね。