渡瀬草一郎『ストレンジムーン 1-3』

ストレンジムーン 宝石箱に映る月 (電撃文庫)

ストレンジムーン (2) 月夜に踊る獣の夢 (電撃文庫)

ストレンジムーン (3) 夢達が眠る宝石箱 (電撃文庫)

　とりあえず完結したので、最初から読み直し。あー、こういう流れだったのか。
　しかし、クレアさん、金髪巨乳お嬢様ポンコツって、属性豊富だな。あと、主人公がコスプレ大好きセクハラ癖（ただし対象はクレアのみ）というのも、渡瀬作品では珍しいような。玲音とクレアの無自覚なイチャイチャが楽しい。まあ、クレアよりも、記録者の方が目立っていた感は強いが。あと、パラサイトムーンの心弥と弓が一目をはばからないバカップル状態になっているのも、おもしろい。
　とりあえず、皇帝の石を封じて一連の騒動は収束したわけだが、いろいろと騒動の種はありそうだな。玲音自身が、重要人物になってしまった感はあるし。あと、「詐欺師」の動向とか。いろいろと、火種というか、物語の種は残っているな。