御嶽山噴火関連

 テレビのニュースを付けて、火口近くまで自衛隊が進出しているのを見て、ビビる。最初の爆発と同じ規模の噴火が起きれば、二次災害になりそうなのだが。昨日の救助活動はともかくとして、「遺体収容ミッション」と化した現状で、そこまでのリスクを取るべきなのだろうか。まあ、火口が開いて、圧力が下がって、最初の爆発みたいなのは起きないかもしれないが。
 あと、「心肺停止状態」という表現は、違和感があるな。
 こういう状況だと、遠隔操作の災害救難ロボットが欲しくなるな。


御嶽山の噴火状況(2014年9月)|アジア航測|空間情報コンサルタント
 メモ。仕事が速い。


噴火7分前、山体の膨張を観測 気象庁、予知は困難か:朝日新聞デジタル
 7分前じゃ、周知する手段があったとしても厳しいだろうな。傾向がわかるまでに数分、さらに警報発令と考えると、とりあえず近場の遮蔽物を探すのが精一杯か。


移送先の旧小学校では検視作業続く(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース
 収容側の態勢は、完全に遺体回収モードのようだな。


御嶽山の噴火のニュースで困惑したこと: 極東ブログ
 実際問題、観光地で予兆もなく噴火ってのは、対策のしようがないだろう。
 阿蘇山の火口みたいな、活火山の火口に近づくのが売りの観光地だと、火山弾から身を守るためのトーチカみたいなのが、設置してあるけど。それ以前に、阿蘇山火口の場合、最近、火山ガスであんまり入れない感じだけど。


ジャーナリスト江川紹子と有名軍事ブロガーによる「御嶽山への自衛隊投入についての議論」がネットで話題に | BuzzNewsJapan
 なんか、すぐに自衛隊ヘイトととって非難しだすのはうんざりだな。
 江川紹子がどう考えたかはわからないが、私自身、災害規模の相場観として、自衛隊災害派遣には違和感があった。巻き込まれた人が多いとはいえ、現状火口周辺のピンポイントの災害ではあるし。自衛隊が出るべき段階だろうかと思った。
 そこでどや顔で装甲車があるからと答えられても、はあ?山の上だよ?としか答えようがないと思うが。警察や消防では、どのようにマンパワーや装備が足りないかが問題であるように思うが。ヘリコプターや山岳救助隊の派遣が必要になった場合の、行政手続きってどうなってるのだろうかとか。
 まあ、今日のような、山頂近くの山小屋まで突撃となれば、自衛隊しかいないと思うが。
 つーか、APCの装輪化って災害対策の側面からは地味にやばくないか。こういう災害派遣のときに、わざわざIFVを運んでこなくてはならないとか、効率が悪すぎる。しかも、IFVも、開発からそれなりに時間がたっているという。


火砕流と装甲車 〜古いツイートから〜 - Togetterまとめ
 低温でも、火砕流で車両は生き残れるのだろうか。細かい火山灰がガンガン入ってくる状況で、エンジン動かしていたら、一発でオシャカになりそうな気がする。万が一そういう場面に巻き込まれたら、エンジンはいったん切ったほうがよさそう。雲仙の大火砕流の跡でも、火山灰が舞ったと思うが、エンジンへの負担はどうだったのだろう。
 タービンエンジンと比べると、ピストンエンジンの火山灰への耐性は高いかもしれないが。


14.09.29 89式装甲戦闘車が登れるのは道のある御嶽山七合目まで予備の予備 (短縮版) - Togetterまとめ
御嶽山の救援などで陸自が派遣されたことについてのあれこれ - 【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ
御岳山噴火の、現時点のお話。 - Celaeno Fragments