本日のメモ

[歴史]御札と宝来―高野山における呪符の生産をめぐって― - 関西学院大学社会学部 島村恭則ゼミ

 高野山の呪符生産者からの聞き取りを基にした卒業論文要旨。
 和紙を使うため活版印刷で生産されているが機械が維持できなくなりつつある状況。あるいは、伝統産業で生きていくための戦略の話など。

[歴史]古代上町台地の地形変遷と大阪高低差学会 - 十三のいま昔を歩こう

 発掘やボーリング調査によって得られた、過去の地表の情報から、大阪の上町台地がどのように変遷していったのかを解明した成果の発表の紹介。真田丸が孤立していたって、新聞かなんかで読んだが、これの話だったのか。
 上町台地には、埋められた多数の谷があったこと。台地上や周辺の変化を、時系列的に紹介している。奈良時代あたりには、周囲がだいぶ埋まっているんだな。

石油の歴史No26【ドイツ軍の主要燃料となったI・G・ファルベンの合成石油】 - 痩田肥利太衛門残日録 - Yahoo!ブログ

 戦争でもなければ、合成石油は全然経済的に引き合わなかったと。しかし、石油禁輸が行われれば、軍事的に無力化されてしまうことを知り、大規模な支援が行われた。

箸食誕生の歴史 | Kousyoublog

 中国での箸食の定着は比較的遅いと。古い時代から箸の利用は行われていたが、基本は匙だった。しかし、江南に人口が集中する南宋以降の時代になると、粘着米が主食になったから、普通の食事で箸を使うようになった。
 朝鮮半島では、華北と同様に雑穀やパサパサした米を使っていたから、古い様式の食生活が残ったんだろうな。一方で、日本はもちもちした米を好んだから、箸食に適していた。
 室町時代の食文化の多様化や箸の宗教性も。

電柱が消えたら景色がいいで大賞 〜フォトコンテスト〜 | 無電柱化民間プロジェクト

 これ見ていると、むしろ、わざわざ金かけて地中化する意義が見いだせなくなる。電柱と電線が景観に与える影響は軽微としか。電柱があるほうの、電線が効果的なアクセントになっている状況をみると、完全に逆効果にしか思えない。むしろ、地上に設置される変圧器で、スペースが圧迫されるんだよな。狭い道には、電柱以上に向かない。
 つーか、「電柱が無いから景色がいいで賞」の最優秀賞の場所、電柱が無くなって、むしろ安っぽさが強調されるような。


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電柱の魅力を伝えてしまった「電柱が消えたら景観がいいで大賞」 - Togetterまとめ 景観論の欠如とカメラの作法か。
無電柱化プロジェクトの作品に電柱の魅力を感じる写真が多いことについて - Togetterまとめ