「「原発と災害」論文 公開:地震学会」『朝日新聞』15/4/9

 東日本大震災で起きた東京電力福島第一原発事故の教訓として、日本地震学会は原発地震津波の想定をめぐる論文集「日本の原子力発電と地球科学」をウェブサイト(http://www.zisin.jp/)で一般公開した。事故直前に地震調査研究推進本部が案をまとめた津波評価について、東電が表現の変更を求めた経緯などを記している。
 地震津波の研究者の多くが原発の問題に積極的に関わってこなかったことを反省。学会の社会的な役割を果たすため公開した。
 地震本部の委員だった島崎邦彦・東京大名誉教授らは連名で、貞観津波(869年)の表現をめぐる地震本部と東電のやりとりについて経緯を記した。原発地震の問題を長年指摘してきた石橋克彦・神戸大名誉教授や、市民活動に携わるフリー記者、東電で地震研究に携わってきた社員も論文を寄せた。   (川原千夏子)

 地震学者が、原発問題に積極的に発言すると、やはりかなり厳しい意見が主体になるわな。過去にはとんでもなく規模のでかい火山活動や津波があったわけだし。で、川内原発再稼動の時のように、無視されると。
 原発ムラは、順調に逆コースを歩んでいるよなあ。
日本の原子力発電と地球科学(PDF)