HONZから、興味を引かれた本メモ

[本]『アメリカの真の支配者 コーク一族』 石油から思想までを操る華麗過ぎる一族 - HONZ

 こういう規格外の金持ちが出現して、それが自由に動けすぎるのが、今やアメリカの病根になりつつあるように見えるな。
 いや、こいつら、最悪やな。ティーパーティ運動のスポンサーか。
 アメリカって、割りと発展途上国的なところが強いよな。そして、実は割りと中国の権力構造と似ているような。

[本]『築地市場 絵でみる魚市場の一日』日本版スターウォーズか - HONZ

 メモ。こうやってみると、絵には、写真にはない、情報の提供方法があるのだなと。

[本]『ハンター・キラー』対テロ戦争の主役ドローン。その運用の内幕を見よ! - HONZ

 中の人による、無人機運用の姿。
 逆に、短時間で大統領の意思決定まで、手続きをしなければならない煩雑なシステムが、問題を起こしているのではないだろうか。権限をある程度委譲して、そこできっちり負わせる必要があるんじゃなかろうか。
 つーか、プレデターという脆弱な飛行機に、軍事的に頼りすぎな気がする。テロリストの監視にはうってつけなんだろうけど、どこまで軍事的にハードに使えるのやら。

[本]『食糧と人類』エネルギーから見た文明史 - HONZ

 メモ。食糧という視点は大事だけど、生産によりすぎの歴史観のような。社会的威信・名誉というものの機能も重要だと思うが。

[本]『兵士は戦場で何を見たのか』 - HONZ

 2007年から、イラクの治安維持のために投入された部隊に密着して、書かれたドキュメンタリー。なにやら、そうとう悲惨な状況を描いているらしい。とはいえ、そのような無残な状況は、直接取り上げなくても、わかっていたと思うが…
 湾岸戦争がきれいに終わりすぎたのが、アメリカの蹉跌だったのかね。

[本]知的興奮、大爆発!『生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学』 - HONZ

 まあ、地球生態系の歴史がカタストロフィーの連続なのは確か。そう考えると、その中でよくもまあ、40億年以上の期間、生命が生き残ってこれたものだ。他の恒星系で、そういうのがどこまで期待できるのだろうか。
 この書評の、「考えられている」ってのは、どのくらいの範囲の話なんだろうか。

[本]『警察捜査の正体』見えない場所で起きていること - HONZ

 善とか、悪とはいわないが、警察はけっこう腐っていると思う。賄賂とかそっち方面じゃなくて、内に篭るというか、法律を無視しているというか。
 つーか、法律的に根拠のない捜査活動が横行しすぎじゃね。逆に言えば、警察は被疑者の権利を蹂躙していることになるよな。あと、ノルマは本当に害悪だよな。
 情報格差か。

[本]『犯罪の世間学』なぜ日本では略奪も暴動もおきないのか - HONZ

 うーん、世間論で、説明できるのかな。実際に読んでみないと、なんともいえないところ。まあ、なんらかの抑制機構があるのだろうけど。
 まあ、今までの共同体的世間といったものが解体されて、SNSを通じたネット世間が出現しているのは確かだろうけど。それは日本だけの減少なのだろうか。バカッター炎上なんか、どこでもあることだろう。
 芸能界ネタも、むしろ芸能界という身内的な社会とSNS世論の対立の側面が強いし。
 まあ、「日本人は法律を信じていない」は確かだよな。つーか、法律が、社会の紛争を解決するようにできていないというか。日本人の順法意識なんて、労働基準法の遵守状況を見ればよくわかる。

[本]失敗の本質ーエネルギー版『日本軍はなぜ満州大油田を発見できなかったのか』 - HONZ

 岩間敏『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』の特論といった感じか。
 結局、第二次世界大戦の日本は、軍隊が内にこもった感はあるな。もっとも、軍隊の外の利害関係者の発言権が強かったら、軍部上層に詰め腹切らせて、戦争は避けたと思うが。最初から、アメリカ相手には勝てないということが、軍部上層にも分かっていたわけで。引き分け狙いで、失敗したのがあの戦争だしな。
 まあ、どこも総力戦に対応できるだけの準備はなかったんじゃなかろうか。主要参戦国は、どこも、あれが足りないこれが足りないといいながら、戦争を戦ったわけで。

[本]『メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明』 - HONZ

 階層的な社会の形成において、交易による威信財の分配の重要性は夙に指摘されるところ。
 トランス・エラム文明か…