横塚司『ぼくは異世界で付与魔法と召喚魔法を天秤にかける 7』

 最新刊まで、一気に追いついた。ついでに、もう一周。息をつかせぬジェットコースターストーリー。ここまでも、たいがいインフレな感じの話なのだが、さらに、「すべての常識が覆る、驚天動地の世界」なのか。続きが気になる。ウェブ連載を読むか、文庫を待つか。悩ましい。
 嵐の寺院攻略のあと、一休みして、次はロウンの地底神殿攻略。入り口に強力な部隊が陣取っているので、秘密の通路から進入し、楔を確保する作戦。秘密通路に入れるのが二人しかいないので、ルシアと和久による作戦となる。囚われた王族の悲惨な状況とか、精神攻撃とか、ルシアと和久が結ばれるとか。3人目か。
 作戦は成功したかと思われたが、今度は世界樹の結界が破られ、モンスターの進入を許す。そのモンスターの中には、四天王の1人、トレントのアガ・スーもいた。かつてなく強力な敵を、辛くも撃破するが、さらに自体は混迷。
 四天王の1人、アルガーラフが魔王から離反。和久たちと接触。さらに、学校の山に「楔」が存在し、それを確保せよと示唆。どんな秘密が隠れているのか。そして、和久は四天王や魔王相手に、戦えるのか。いろいろと、秘密が。