菫『追放された悪役令嬢が止まらない!:隣で振り回されている追加キャラが僕です』

 文官系派閥から疎まれて、辺境のモンスターしか住んでいない土地を切り取り次第と宛がわれたエルザルート。主人公ルシアは、奴隷として売られていく途中で彼女に助けられて、着いていくことに。
 というか、エルザルートさん、爆発魔すぎるだろうw


 戦略シミュレーション系乙女ゲームの世界に転生した主人公、ルシア。攻略キャラだったはずなのに、前世でダウンロードしていなかったせいか、シナリオどおりの動きが無く、14歳になって捕まって奴隷として密輸されそうに。そのキャラバンをエルザルートがトラブルで吹っ飛ばしたことで、解放。とりあえず、彼女に着いていくことに。


 エルザルートは、タイニー・ワーウルフの集落を拠点として、「男爵領」の掌握をはじめる。彼らは、オーク族と抗争中で、どうも地上げを狙っているらしい。ルシアは参謀役として、立場を確立してく。
 罠がエグすぎる。そして、夜襲を予測して対策を立てたり、連れてきた元奴隷を配下になるように説得したり。ブラック企業仕込みの対応能力が役立てられる。つーか、昔から罠を仕掛けないと安心できないという業の深さが。
 さらには、タイニー・ワーウルフを指揮して、オークの夜襲部隊を捕獲することに成功。評価を高める。


 しかし、エルザルートの前途には大問題が。夜になると、生命エネルギーをドレインする巨大モンスターが近辺を移動ルートにしていて、オークの村が通路になっているらしい。その対策を始める一同。
 さらに、エルザルートを訪ねてくる、強そうなメイドさんがラストに登場。


 しかしまあ、宰相?らしき敵対派閥の長、目がイッてるなあ…