『モデルアート』2016/9号 No.948

モデルアート 2016年 09 月号 [雑誌]

　AFVモデルのウェザリングの特集。
　しかし、表紙のエイブラムス、黒すぎませんかねえ。他のアングルから見ると、そうでもないから、光の関係なのかな。全体的にやりすぎ感があるような。二番目の作例も、米軍のエイブラムスはここまで汚れていないよなあと。シリア内戦に出てくる戦車ならともかく。
　三作例目のチーフテンがちょうどいいくらいな感じか。次のソ連戦車T-44は、ソ連戦車の汚れ具合ってこんな感じだよなあといった感じ。最後は自衛隊の75式自走榴弾砲。こちらは、汚し控え目。自衛隊車両の汚しも状況によるとしか言いようがないな。演習場なんかでは、ドロドロの泥まみれになっている場合もあるし。


　飛行機モデルでは、マレーシア・スケール・ホビーショーのページで紹介された鷲のマーキングのハインドが圧巻。あとは、「敢えてスミ入れをしない」自衛隊のF-15がおもしろい。オーバーコートもしなくて、「自然なツヤ」を目指した作例。あと、1/72のスツーカあたりは、現実的に参考になりそう。
　1/32のイントルーダーとミラージュ?の作例もあって、見ている分にはかっこいいけど、でかさといい価格といいねえ…


　艦船は、巻頭近くのりおでじゃねいろ丸とぶらじる丸の作例。特にフルスクラッチの後者が印象的。あとは、ヤマシタホビーの響。響は、子供の頃、最初に作った駆逐艦模型だっただけに、気になるな。