Armour Modelling 2020年 05 月号 [雑誌]
- 発売日: 2020/04/13
- メディア: 雑誌
こういう、小物もりもりも、楽しいよなあ。
冒頭の三号戦車整備のジオラマがいいなあ。使い込まれたテーブルやクレーン、いい感じに錆びたドラム缶、工具などなど。個人的には、人間も戦車もいらないから、このクレーンだけ作りたい気分。熊本だとリアル店舗にはないだろうなあ…
後半の個別作例、どれも印象的だな。
最初はタコムのヤークトティーガー。パーツを減らして、値段を抑えめにした「ブリッツ」ブランドの品物だそうで、3900円は今時のタミヤ並みか、もっと安い感じだなあ。末期戦IFのレッドプライマーにダークイエロー迷彩、ガッツリチッピングとウェザリングを施したくたびれの再現が素晴らしい。
つづいては、中国人モデラーによるタミヤのアキリーズ渡河シーンジオラマ。ほどほどの上品なウェザリング。チッピングは抑えめにして、塗装の退色や砂埃をメインに表現。
続いては、フェルディナントと16トンクレーンによる廃墟ジオラマ。うち捨てられた整備基地の姿が印象深い。ベースが切れ目が粗い木の板というのもいいなあ。個人的に、フィギュアを入れたくない気持ちはよく分かる。
そして、最後は、タミヤの10式戦車を、アップデートされたC4仕様に改造する作例。採用されて10年も経つと、あちこち細部が変更されるのだな。そして、あまり汚れない自衛隊の戦車らしくスミ入れとフィルタリングの仕上げがちょうどよい感じ。