『モデルアート』2020/4号

モデルアート 2020年 04 月号 [雑誌]

モデルアート 2020年 04 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/02/26
  • メディア: 雑誌
 特集は筆塗り。
 クレオスの水性塗料のシルバーがリニューアルされて、粒子感が気にならなくなってきた。むしろ、筆塗りで、塗る方向を制御することで、金属の研磨傷を表現できるようになっている。ということで、筆塗りのシルバーでバイクとムスタングの作例が紹介される。各種のシルバー系ラッカー塗料を駆使することで使用感のあるバイク模型を。水性ホビーカラーのシルバーとオリーブドラブでムスタングを。けっこう良い感じに仕上がるな。
 あとは、攻撃ヘリ、アパッチの迷彩を筆塗りで。複雑なパターンは、筆塗りのほうが早い、と。
 フィギュアの塗装についても解説されているが、こちらは興味ないのでパス。


 それと付随して、特殊部隊用のヘリの黒塗装をどうするかという作例。こういうの、本当に難しそうだよなあ。基本はオキサイドレッドの下地にタイヤブラックで基本塗装。その上からAKインタラクティブのロシアン4BOシャドウをオーバーコート。なんか、良い感じの色があせた黒だ。


 作例は、童友社1/72F-14トムキャット、タミヤ1/48ドイツ戦車パンターD型、造形村1/32ヘンシェルHs.129 B-2/RⅢ、ズベズダ1/72スホーイSu-57、ファインモールド 天空の城ラピュタ飛行戦艦ゴリアテなど。ゴリアテを早く入手しないと。
 トムキャットいいなあ。あと、ビッグスケールのHs129の迫力。PAK FAって配備されたのか。で、Su-57ね。実際のところ、性能はどうなんだろう。デジタル迷彩いいなあ。


 冒頭、「艦船諸国漫遊記」は、英空母コロッサスとその後身仏空母アロマンシュ。戦時急造で戦後余剰になって売却された空母って、こう、ゾクゾクくるものがあるな。むしろ、フランスはベトナムに投入したり、スエズ動乱に使ったり、そっちの方が活躍している。1974年まで使われたのか。