『モデルアート』2019/1号

モデルアート 2019年 01 月号 [雑誌]

モデルアート 2019年 01 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2018/11/26
  • メディア: 雑誌
 特集は筆塗り。この種の特集のはけっこう買っているな。
 今回は、ドライブラシを利用した戦車の筆塗りカラーモジュレーション、自動車模型のメタリックカラーの筆塗り、艦船モデルの筆塗り、飛行機モデルの筆塗り仕上げなど。
 自動車模型の筆塗り、大惨事じゃん。筆目がしっかり残って。縦横面を塗っていく方式は模型には向いてないんじゃ。薄めたのを何度も塗るとか、工夫しないとどうしようもない感じだな。というか、素直にスプレー使った方が良さげ。
 戦車模型は、T-34/85をロシア軍のカラーモジュレーションセットを使って塗装。ベースカラーを塗った後、混ぜた中間色を作ってドライブラシをしていく。で、できあがったら、普通に仕上げ、と。
 飛行機模型の塗装もおもしろい。最初に濃い塗料で外板がヘコんでいる(はずの)ところを塗って、その後、薄く溶いた塗料で全体を塗る。その上からエナメルホワイトでフィルタリング。いい感じだ。塗装の剥がれ表現がちょっとクドいようにも思えるが。


 作例は、トランペッター1/48フェアリー・アルバコア複葉艦上雷撃機、ドラゴン1/35アメリカ軍M48AVLB架橋戦車、ピットロード1/700海上自衛隊護衛艦DD-115あきづき、同DD-119あさひ、イタレリ1/72AC-130Hスペクターなど。
 複葉機は敷居が高そう。架橋戦車のプラモなんて今時出るのか。ギミックすげー。ガンシップかっこいい。
 護衛艦の作例は、特集の筆塗りと連動して、あきづきをタミヤラッカーで筆塗り。目立つ艦橋部分がけっこう、筆ムラ大きいのだが。薄めて、さっと重ね塗りした方が塗膜安定しそうだけど。モールドが多いところは、塗膜が平滑になりにくい技法のように見える。
 後者、あさひの作例は黒立ち上げのエアブラシなのかな。格納庫内部再現が凄い。


 「艦船諸国漫遊記」は、日本海軍の重巡鳥海。個人的には、このクラス、上構が大きすぎて好きになれないのだが。細々としたディテールアップと武装パーツの変更が効果的。