宮澤伊織『裏世界ピクニック2:果ての浜辺のリゾートナイト』

 なんか、だんだんとSAN値直葬な展開になって来たな。そして、ラスボスの姿も。鳥子が追いかける閏間冴月、彼女は、鳥子も含めて、何人かの少女を裏世界の何かに引き込もうとしていた、と。そして、鳥子と空魚を引き込むべく、様々な手段を弄している。
 徐々に、肉体も含めて変容していく二人。そして、その末路は、なかなか悲惨なことになりそうな感じだな。最初に裏世界を探索し、多くの犠牲者を出した民間組織が存在する。そこには、人間の姿を失った犠牲者が多数。
 空魚の鳥子への執着。そして、冴月への対抗心が正面に出てきたな。ごく近くで、鳥子を異なる存在へと引き込もうとしている冴月の存在を、鳥子に教えることが出来ない空魚。いい感じにこじれてきたな。
 そして、ネット怪談では有名どころのコトリバコ登場。この作品でも、なかなか攻撃的なアイテムとなっているな。