『感染地図』疫学の父が立ち向かった、見えない敵 - HONZ

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 1854年のロンドンのコレラ禍を調査し、飲料水の汚染が原因であることを立証したスノーの行動を、再構成した本。文庫化されたことで紹介されている。
 単純に感覚的にいえば、透き通った水が汚染されていると考えるより、悪臭が原因と考えるほうがピタッと来るよなあ。人間の思考のバイアスなんてそんなものとしか。しかも、細菌が原因というのが、分かっていたわけでもなし。つーか、普段飲んでる水が汚染されてるかもとか、考えたくもないしな。あとは、階級的偏見が強かったのかもなあ。
 スノーが飲料水汚染を考え付いた背景やそれを証明するためのいろいろな試み、それが現実に社会を動かすに至った流れなどを克明に紹介するものらしい。見かけたら。