ラノベ人気投票『好きラノ』 - 2018年上期

　油断して、投票期限が終わりかけていた。
　いろいろと角川の行動がアレなので、最近は、私的経済制裁の対象に。ということは、大半のラノベレーベルが対象になってしまうという。以前から買っている作家以外の新規購入はほとんど止まっている状況。今回が、投票最後かな。
　あと、票の大半がツイッター経由になってしまっているのも、ブログ側からはやる気をなくす要因。


　今期は、対象本読了10冊。うち、新作×2、既刊×1を投票。

北条新九郎『常敗将軍、また敗れる』

常敗将軍、また敗れる (HJ文庫)

　「常敗将軍」というのに、興味を惹かれる作品。常敗なのに、どうやって生き延びているのかと思ったら、そういう仕掛けなのかと感心する。
　小国ヘイミナルは、大国ザルツボルグの侵攻を受けていた。そこに、「常敗将軍」の異名を持つドゥ・ダーカスが現れる。戦いの中で、彼がどんな存在であるかを、周囲の目から明らかにしていく。
【18上期ラノベ投票/9784798616926】

鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術：そうだ、売国しよう』

天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)

　北方の弱小国家の王子ウェインは、父王が病気で倒れたために国政を指揮することになる。しかし、お先真っ暗な国を維持するのは諦めて、穏便に強国アースワルド帝国への吸収を画策する。
　しかし、実際にはやることなすこと有利にことが進んでしまって、戦争に深入りしていく破目に。どうしてこうなった感が楽しい。
【18上期ラノベ投票/9784797397031】

渡瀬草一郎『ソードアート・オンライン・オルタナティブ：クローバーズ・リグレット2』

ソードアート・オンライン オルタナティブ クローバーズ・リグレット2 (電撃文庫)

　もう、お前ら付き合ってしまえよって感じだなｗ
　VRゲーム「アスカエンパイア」内で起こる事件に関わる一同。無人のホテルで従業員を探したり、「鬼姫」関係の謎を追ったり。
　安定感のある作劇。「ソードアート・オンライン」をよく知らない人間も、気にせず読めるのが良い。
【18上期ラノベ投票/9784048935944】