うーむ、結局、体調不良で出かけ損ねる。イベントもあちこちであったのだが。ついでに、午前中、微妙に天気が悪かったしな。
今日の読書感想文はこれ。
- 作者: あざの耕平
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2019/02/22
- メディア: 文庫
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隠居を決め込んでいる吸血鬼、「番犬」こと十二。結界で守られた塒で眠りを貪っていた彼のもとに、「遠夜」と名乗る人間の少女が押しかけてくる。東京に住む吸血鬼のコミュニティを束ねる「白猫」が行方不明になり、「魔術師マダナイ」を頼れと言い含められていたという。
情報集めのために街に出たとたん、パワーバランスの空白による騒乱に巻き込まれることに。
大きなバトルが三回。なぜ、白猫ことシャミが死んだのかもきっちり解説されて、物語そのものは、きっちり辻褄が合わせられている。それだけに、中盤の主役だった「猟犬」ことシズや黒虎、金目。吸血鬼たちをまとめる、「姫」やヴァイパー、陽炎、スピーカーたちが魅力的なだけに、ちょっと扱いがもったいなかった感じはあるなあ。
ヒロインたる遠夜のキャラが立ってないのは、意図的なものだったわけか。