熊本城特別公開

 調子に乗って写真撮りまくって、ものすごく整理が面倒くさくなってしまった。おかげで、5日目にして、やっと日記に着手。
 とりあえず、特別見学通路がけっこうかっこいい。実際、仮設の施設なんだろうけど、いい感じに気合いが入っている。


 やはり、あちこち崩れている。これ、本震が昼間だったら、本当に死者が大量に出ていただろうなあ。七曲がりの連続枡形とか、逃げ場ないしなあ。上から見ると、全部埋まるというほどは崩れていないけど。
 あと、生き残った石垣も、けっこう歪んでいて、後々補修するか、様子を見つつそのままにするか、難しい判断を迫られそう。

特別見学通路

 上の通り、なかなかかっこいい施設。最初のアーチで、もうね。















奉行丸南側

 城彩苑から右側に行くルートはこんな感じ。栗石を積めた蛇籠で観光客をガード&ネットで石垣拘束。よく見ると、こういう対処していないといつ崩れるか分からない状態だな。あと、南東隅だけ、派手に崩れていて、コンクリで養生してある。
 復元されていた塀も、後ろの石柱を除いて撤去済み。
 奉行丸は石材置き場に。






南大手門の鉄骨ゲート

 行幸坂から北を見ると、南大手門を補強する鉄骨組みがゲート状に。ここも、危険な状態なのかな。




 逆に行幸坂を南に見下ろす。


数寄屋丸丸西側石垣

 なんか、草ボウボウ。除草をしていないとこうなるのか、歪むと植物が生えやすくなるのか。こんな感じになっている石垣、けっこうあるなあ。保護ネットがちょうどいい支柱になるのかも。
 あとは、数寄屋丸二階御広間ごしの天守、堀など。堀部分は作業スペースに。





数寄屋丸二階御広間

 途中の石垣が崩落して、ガッツリ建物が歪んでいる。ここは、飯田丸五階櫓のような危急度がないから、後回しなのかな。南東隅も崩落。







西櫓御門・連続外枡形の石垣崩落状況

 特別見学通路から見える石垣の崩壊状況。南からの連続外枡形の被害、航空写真で見たのよりマシなイメージだったけど、通路から見えない位置の被害がひどいのかな。
 あと、枡形の石垣の被害が多い印象だけど、やはり構造的問題なのかね。
 西櫓御門の崩落状況。




 連続外枡形。







 飯田丸は櫓の撤去が終わっている。敷鉄板がすごい。



本丸御殿と石垣

 建物は一見無事だけど、壁の剥がれとか、石垣の破損とか、やはり安泰ではないなあ。






 本丸御殿地下の闇り御門の通路は無事。ここは本丸御殿再建の時に、耐震処置をされたのかな。



 二様の石垣も、隅石と平面の隙間が顕著。





 本丸南面の石垣、なかなか歪んでいて、ちょっと危ない感じ。横から見ると、明らかに膨らんでるんだよなあ…





 ここなんか、もうちょっとで崩れるところだったんじゃなかろうか。



 本丸御殿下に入る枡形の周りは、シートで防水処置されている。



重文櫓群

 解体を免れた源之進櫓から田子櫓までの5櫓。チェーンで引っ張ってあるところを見ると、下に崩れる危険はあるのかなあ。なんどか地震を乗り越えているはずだけど、過去の被害はどうだったのだろうか。



天守

 あちこちから。
 大型クレーンはいなくなったけど、小天守周りは、まだ、足場が。あと、まだピカピカですねえ。


















遠景