井上よしひさ『現実世界チート縄師』

 まあ、タイトル通りのお話。
 主人公高輪ハジメは、怪しげな縄が置かれた祭壇がある物件を紹介される。その縄を握った途端、内覧の案内の女性が発情、さらに経験のない緊縛がホイホイできて。さらに、幼なじみの警官や勤務先の先輩まで、縄の影響を受けて、発情。
 さらに、縄を置いていった、前の住人を突き止め、その居住地を訪れると…


 「縄」のチートぶりがすげえなあ。いきなり「拷問部屋」に転移させてみたり、主人公を増やしまくったり。で、その正体は、巫女を生け贄にしたものだった。
 結局、チートロープ安定器から5キロ以上離れることはできないという結末。
 なんというか、全部チートロープの仕業ですとしてしまえる問答無用さがいいなあw


 メインヒロイン二人がいい。
 話の発端となった不動産会社のお姉さん小花和さん、ポニテがものすごく良い。そして、2話目に登場の幼なじみ婦警、那波川亜紗美は、幼い頃、刑事ドラマごっこで拷問シーンをやっていたという生粋さが。
 とりあえず、小花和さん、いいです。