高尾じんぐ『くーねるまるた 12』

 11巻までしか買っていなかった本を買い足し中。ふえた分も読了。とりあえず、一期は全部買うかなあ。ぬーぼまで買うのは、置き場所的に厳しいが…


 冬、年末から春先までのあれこれ。
 美緒子ちゃんが目立つ回が多い。冒頭165話ではバックパッカーやってた過去の話とか、173話のアサリと白菜の小鍋立ての回、お姉さんが結婚ということで訪ねてくる179話など。以前から、マルタと目線の近い友人という感じだったが、今回は特に目立ってるなあ。


 クリスマスカードの話題、年末年始の東西お雑煮対決、小学生の初々しいバレンタイン、お彼岸のぼた餅と行事関連の話題が続く。とりあえず、こたつで居眠りしてたときの夢が好きw



 174話の洋風牡蠣ご飯、176話の「石のスープ」あたりが気になる。そういえば、石のスープの昔話、登場人物をお坊さんにすれば、日本でも似たような話がありそう。アサリと白菜の小鍋立ては池波正太郎の『そうざい料理帖』から。
 個別の話では177話の前田さんのお話がいいねえ。ぎっくり腰の前田さん。その代わりにぼた餅を作るマルタと由佳。お供えの分だけは砂糖マシマシだけど、それはかつて姑から庇った過去があって…


 由梨絵さんの一番キツイ失恋エピソードがどんなドラマチックな話だったのやらw