佐々木倫子『動物のお医者さん 6』

 この巻、印象に残ってるエピソードが多いなあ。あとは獣医師免許試験と同期の卒業。
 一番は、あの名言w

 二階堂が表立って家畜病院に現れたドブネズミと戦う事になる80話。二度にわたって入り込んで、メインで戦うはめに。勇敢に戦うも、ネズミの突貫に敗れて…
 嫌いなことに脳みそが占有されてしまうってつらいなw



 そして、正面決戦に敗れて気絶w



 この巻も、犬ぞりレースのエピソード。
 シーザーとジャックの脱走劇。やはり、シーザーじゃないとスピードが出ない。あと、あっさりよその家で飼われてたというのがw
 で、本番。漆原教授が犬を集めてきて出場。しかも、ハムテルの前。めちゃくちゃ遅くて、ハムテルたちを待たせまくる。さらに、追い抜きのところで犬どうしがケンカしそうになって、ハムテルとチョビで引っ張っていく。ハムテルはほとんど走ってるのがw


 そして、春が来ると獣医師の国家試験に、卒業に。
 なんか、語呂合わせをずっと唱えてるけど、あのやり方って暗記として効率悪そうな気がするなあ。個人的には、何度も書くことのほうが確実のような。怪情報に踊らされたり悲喜こもごも。
 そして、卒業。広い場所で気軽に動物を飼っていた連中も、実家に預けたりと環境変化を被ることに。その中で、同級生清原は、飼い犬平九郎を置いて引っ越してしまう。なし崩しに世話することになったハムテル。弱肉強食の西根家で平九郎を守ってボロボロのチョビ。
 しかし、4月に入って、場所を確保した清原が迎えに来て。老夫婦に「猛犬」言いながらかわいがられる平九郎がかわいいw


 78話は、西根家にインコが三羽預けられる話。どうしても引き受け手がなくて、ネコがいるのに西根家に預ける苦衷。おばあさんひどいw

 結局、ハムテル達が世話して、おばあさんが借りを作る羽目になる。あとは、自分に吐き戻しをするナルシストのナルちゃん。おばあさんの「神話に出てくるバカそっくりだよ」がw


 81話はチョビがポスターモデルに選ばれるお話。しかしそれは、トラブルが起った代役で。子役と動物を合わせるのは危ないのか…
 飼い犬に噛まれて不機嫌だったメインの子役が乱暴狼藉を働く。
 我慢強く付き合うチョビだったが、弱点属性を見抜かれて…
 チョビ、遭難したときから雷、轟音、フラッシュがダメだったのね。かいわいそうかわいい。




 「猫の泉」の82話も印象深い。猫の体表に生息する微生物を卒論の課題に選んだ二階堂。しかし、肝心の猫の拭い液が確保できずに四苦八苦。そこの、古参の先生の「猫の泉」の話を聞くが、場所が分からない。
 仕方なく町をうろつくうちに、老人に案内されて不思議な場所に迷い込んで。
 「日本一の生キズ男」w


 83話は雪に埋まる菱沼と淡い恋。
 雪に埋まった菱沼が完全にマンドラゴラw



 89話のチョビの初めてのお散歩のエピソードも楽しい。初めて外に出て、猛犬に出会って逃げるチョビ。首輪がすっぽ抜けて、それを気付かせないように声をかけるハムテルと二階堂がw
 逃げ出すチョビがめっちゃかわいい。



 90話のアザラシの赤ちゃんの餌やりの苦労も印象的。魚を食べなくて苦労するハムテルと二階堂。苦労して、餌を食べるようになって、かわいくなってきたころに実習期間終了という皮肉。



 91話の学界ネタがワロえない。