高尾じんぐ『くーねるまるた 10』

 冒頭はこたつレシピ二つ。ラストは真夜中ドライブで次巻に続く。


 冒頭、137話と138話は、神永さんアドバイスのこたつで作る発酵食品レシピ。前後で明暗が分れるw
 前半は甘酒。ご飯に米麹を混ぜてこたつで一晩。なかなか美味しい甘酒ができた。で、今度は納豆を作ってみたら、外からも分かる臭さに。「マルタの足の臭いだろ」がひどいw
 で、臭い物飲み会にw


 139話は子供達と缶蹴りサッカーからの雪見酒



 140話はお姉さんが忘れていった手帳を届けるお話。迷探偵風コマがかわいい。会社用手帳を譲ってもらったり、買い食いに、歌舞伎見物。



 第146話は子供達に巻き込まれて、練習試合に参加するマルタさん。まあ、いきなり経験の無いスポーツは難しいわなw
 料理は「代打サンド」。マルメロジャムや羊羹とチーズをクラッカーに挟んだもの。細川家の秘伝のお菓子にマルメロを使った加勢以多というお菓子があるけど、その元がポルトガルマルメラーダなのか。割りと戦国時代の日葡交流の影響大きいのだな。




 149話は深夜ドライブ編の始まりにして、雨に降られて電車に乗るエピソード。雨宿りで外食の最中に仲良くなったお婆さんと世間話。山手線回りと一晩で歩くって、なかなかすごいな。庚申待の変種か。罪状を閻魔さまに報告させないように一晩寝ないをウォーキングに。



 あと印象に残ったエピソード。141話は恩師にヘッドハンティング。3/17の東京の日の長さで賭けを持ちかけられるが、前日に神永さんに酒に付き合わされて知っていたというのが。142話の聖パトリックデーも楽しい。
 食べ物系では144話の牡蠣の昆布焼きが美味しそう。パセリやカシューナッツをすりこぎで砕いた「和洋折衷ジェノベーゼ」も美味しそう。すり鉢を洗うのがめんどそうだけど。148話のポルトガルの家庭料理、カルド・ウェルデも美味しそう。ポテトのポタージュって感じなのかな。神永さんの姪っ子にポルトガル料理を教えるはずが、日本人疑惑にさらされてしまうのがw


 ラストの149話、150話は深夜ドライブ編。
 同じ寮の由梨絵さんが免許を取ったので、神永さんの突発的発案で新潟まで深夜ドライブ。途中、食べ物の自販機が充実したドライブインで夕食を取ることに。で、そこで別の人の車に乗り込んでしまって…
1人置いて行かれた美緒子さんの寂しがり方もかわいいw