美術館のサイトやチラシを見ている限りでは、イスラムのモザイクや織物のパターンのような幾何学的なきれいな絵だなと思っていただけだけど、実際には「オリジナルの絵の具」で、時間が経つとどう変化して行くか予想もつかないという仕掛けが施されているのだそうな。
「絵の具」の顔料も展示してあるけど、居酒屋からもらった貝殻を砕いた物、海岸の砂、鋳物工場からもらった青銅の粉などなど、瓶のデータを見るだけでも、なかなか興味深い。これを、メディウムかなにかで固めて塗っている。絵に近づいてしげしげと見ると、これは砂かなというようなのもあるし。確かに、これは経時変化がどうなるか、予測不能だなあ。
写真を撮ってきたのはいいけど、ラベルも撮っておかないと、どれがどれだったか分からなくなるな。
「振響:まばたきさえNo.4」。拡大すると、けっこう粒子が粗い絵の具。
題名不詳。一応、全部に振響とついているけど。
同じく副題不詳。
「振響:まばたきさえ」。まだ未完成なのかな。なにも塗られていない当り線があるけど。あと、三角形の部分は何か張り付けてあるんだな。
「振響:まばたきさえNo.7」。