白鳥うしお『元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 4』

 破綻からのループ。


 歓迎の夜会で、空気を読まずヴィークにベタベタしてくるシャーロット。アルベルトに退出するよう言われた彼女は国王を操ってなんとかしようとするが、それも失敗。最後はクレアに攻撃をしかけるが、それを庇ったヴィーク、そして、彼に防御魔法をかけた側近のリュイが意識不明になってしまう。
 さらに、王太子を攻撃したということで、パフィート国とノストン国の戦争という展開に。


 その時、魔力を使い切った時に見る夢のなかで「成り上がりEternal Love」のセーブデータをロードすればなんとかなるのではないかと思いつき、魔力を使い切って、夢の世界でロード、15歳、洗礼式の前に戻ることに成功する。


 で、洗礼の直前に戻るクレア。しかし、いろいろと前回とは違う展開が起きて。
 まず、リンデル島では、聖泉を埋め立てて消滅させようとするミード家の企み。
 そして、洗礼式で淡いピンクと比較的弱い魔力しか出なかったクレアは、好奇の目から避けるためと父親からパフィート国への留学を勧められる。兄がパフィート国へ使者として行くので、それと便乗して。途中、リンデン島に立ち寄り、聖泉で洗礼のやり直しも済ます。そして、そこでヴィークたちとの「再会」。
 アルベルトとは円満な別れか。そして、シャーロットに強力な教育係をつけたのが、どう作用するか…