白鳥うしお『元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 5』

 続きが出ていることに気付いて、通販でゲット。


 ループして、パフィート国へ留学することになったクレアは、ヴィークたちと新たな関係を築いていく。「国賓待遇」ということで、悪目立ち気味。
 そして、「前回」では見かけなかった年上の「第二王子」オズワルド殿下がいて、抜け道で怪しげな相手と密談をしていたり。ミード伯爵家が聖泉を埋め立てようとしたり、早い段階でディオンが王立学校に転入してきたりと、ミード家の動きも違う。
 その中で、ヴィークとの関係も徐々に進んでいくことに。洗脳魔法の実験台にしたり、高位魔法が使える秘密がバレたり、お土産を持ってきてくれたり。つーか、周りもそれとなく出会いを演出しているのか(カバー下参照)。


 兄も父親も、態度が違うというか、実はクレアの魔法が思ったほど伸びなかった事実に苦悩していたのね。


 ラストは、ディオンとの遭遇。魔力の共有をしかけて、やり返された彼も、クレアの時戻りに付き合わされて、前回の記憶を持っていた。その知識をもとにクレアを取り込もうと画策していたが、予想外に早いクレアのパフィート国への到来で烏有に帰す。
 家のために生きてきたのに、すでに失敗が決まった計画。その告白を聞いてブチ切れたクレアは、思わずディオンを洗脳してしまって…


 小説版では、Web版と比べて2周目が加筆されているのかな?
 というか、ヴィークも意識不明になったり、ずいぶんと変わっているようだ。